赤ちゃんとテレビのつけっぱなしについて。与える影響7項目!
2017/09/02
私たちの身近な家電の1つであるテレビ。
ついつい、つけっぱなしにしていませんか?
・家事をしていて手が離せないから。
・楽しそうに見ているから。
・静かにしている、おとなしいから。
様々な理由から、テレビを見せておく事があると思います。
ですが、テレビをつけっぱなしにして長時間見せておく事は必ずしも良いとは言えません。
そんなテレビのつけっぱなしによって与える影響とは、一体なにがあるのでしょう。
これからあげられる様々な影響を頭にいれて、テレビとの上手な付き合い方考えてみるといろいろありますが、一番は思考力が鍛えられないことだと思います。
わかりやすい言葉ばかり受け身に頭に入れて、考える力をなくしてしまいます。
テレビには良い面もありますので、上手に付き合っていきましょう。
Contents
コミュニケーション能力の低下
赤ちゃんに長時間テレビを見せ続けると、コミュニケーション能力が低下することが心配されます。これは、テレビが赤ちゃんに対して一方的に情報を発信し続けていることが関係しています。
たしかに、カラフルな画面や楽しい音楽が流れてきたり、幼児向け番組のキャラクターが話しかけるように言葉を発したりしますが、赤ちゃんがそれに対して返事をしてもコミュニケーションが取れるというわけではありませんものね。
・赤ちゃんが何をしても、テレビの中のキャラクターはお構いなしに続ける。
・何かリアクションが返ってくるわけではない。
・次第にこちらから発信しても無意味だと感じる。
こういった流れ事から、受け身のコミュニケーションになってしまうのです。
テレビからの一方的なコミュニケーションに慣れてしまうと、自分から相手に何かをしようとする気持ちが育たなくなってしまうのです。
言語発達の遅れの可能性
赤ちゃんに長時間テレビを見せ続けると、言語発達の遅れが生じやすくなると言われています。
これは、コミュニケーション能力の低下のひとつと捉えられており、テレビの音を聞くだけで言葉にするという機会が減ってしまうことが関係しています。
・前述したように、テレビに慣れて受け身のコミュニケーションが定着してしまう。
・自発的に相手に何かを訴えようとしなくなる。
・お腹が空いた、遊びたい、という気持ちを表現しようとしなくなる。
その結果、なかなか言葉を発しようとしなくなり、話し始める時期がどんどん遅れてしまうようになるそうです。
言語発達の遅れは、日本小児科学会が2歳以下の赤ちゃんに長時間テレビを見せ続けることが関係していると発表しており、深刻な問題として指摘されています。
注意欠陥障害のリスク
赤ちゃんに長時間テレビを見せ続けると、精神面の成長を阻害してしまうという心配もあります。
日本小児科学会は、赤ちゃんに長時間テレビを見せ続けると、落ち着きがなかったり、集中力が欠けてしまったりするなどの注意欠陥障害になる危険性が大きいと発表しています。
視聴時間が1時間延びるごとに7歳の頃に注意欠陥障害になる可能性が10%上がると言われています。この事から、長時間のテレビ視聴は控えるべきだと言えます。
日本小児科医会は2歳までのテレビの視聴を控えるよう呼びかけていますが、現実はそういかないことのほうが多いので困りもの。
性格への影響
性格への影響で問題となるのは、テレビの内容です。
乳幼児期は直接的にテレビの影響を受けやすい時期です。
暴力的なシーンが多いテレビを長時間見せていると、暴力的な性格になってしまうというのはご存知でしょうか?
暴力に限らず、あらゆる性質の影響を赤ちゃんは受けてしまいます。
勿論、テレビが子供の性格を全て決めるわけではありませんが…将来の子供の性格に大きく関わる要因の1つであることには変わりありません。
対策として大人が見たいものは録画しておき、子どもが寝てから見たりしましょう!
しっかり考えられた幼児向け番組やDVDは大人が見ていても心温まる内容のものもあります。
テレビは遊びやエンターテインメントの1つと考えて、大人がどのようなテレビを見せるのか吟味する必要はありそうです。
視力への影響
近づかないと見えない
赤ちゃんに長時間テレビを見せ続けると、目が悪くなるのではないかと視力への影響が心配になりますよね。よく赤ちゃんがテレビに近づいてじっと見ている様子が見られますが、これは赤ちゃんの視力がまだ弱く、近づかないと見えないからです。
生後1ヶ月~2カ月くらいの赤ちゃんの視力は0.02ほどだと言われています。
生後6カ月でも0.2、1才半になったとしても0.4くらいの視力なので、テレビに何が映っているのかわからないまま見ているのです。
・テレビに何が映っているのか
・どんな番組なのか
それらが理解できるようになるのは、4歳~5歳くらいだと言われています。
気になる視力への影響ですが、1歳くらいになるまでは同じものをじっと注視し続けることができないので、あまりにも画面に接近していなければ、特に視力の心配をする必要はないでしょう。
また、テレビから出る光や音は刺激が強く、長時間見せると大人が思う以上に赤ちゃんの負担になります。時間を決め、明るい部屋でテレビから距離を取って見せるようにしましょう。
近くで見せない方法
テレビを近くで見せない方法を探してみましょう!
・ダンスを踊る時
・お気に入りのキャラクターが出てくる時。
・お気に入り!?のCMや音楽が流れた時。
近すぎて見えてないでしょ?というくらいに、赤ちゃんはテレビによく近づいてしまいますね。 テレビの周りに柵などを取り付ける家庭もあると思いますが、掃除するときに柵が邪魔になってしまいます。
正直、赤ちゃんが全くテレビに近づけさせない方法はありませんせんが、近づく事を減らすことはできます。
柵をつける以外の方法
1.適度な距離のところに取り外し可能なプレイマットを置く。
そうすると、そこより移動することは少なくなります。
2.テレビに近づいているときはすかさずテレビを消す。
近づくと消えるという習慣がつくと自然と近づき過ぎなくなります。
3.テレビそのものを、接近防止センサーがついているものに買い換えてしまう。
センサーが反応すると画面が変わり、遠ざかるとまた元通りに戻る機能なので便利です。
買い換えるのはお金がかかりますので、プレイマットやテレビを消すのが手早い方法ですね!
角度が大事
角度がただ、テレビを見る角度には注意が必要となります。
いつも斜めからテレビを見ていると、見たい対象物に対して斜めから見る癖がつき、顔を傾けるようになってしまいます。
顔を傾ける癖がついてしまうと、首回りの筋肉のバランスが崩れやすくなります。
なので、テレビを見せるときは真正面から見せるようにすると良いですね!
テレビ依存
赤ちゃんは目に見えるもの全てに興味があり、体を動かし好奇心を満たそうとするもの。
しかし、テレビに慣れてしまえば、テレビの中に好奇心を見出してしまいます。
すると、体を動かして体感するよりもテレビで見る方が楽で楽しいと思ってしまいます。
つまり、依存すると同時に運動不足になるという事ですね。
ママやパパも、赤ちゃんが大人しくじっとしていてくれれば手がかかりませんので、一日中テレビを見せて放っておく時間が多くなってしまう危険もあります。
テレビの怖い所はテレビから受ける影響だけでなく、テレビに依存し、現実世界から学ぶことを疎かにしてしまいやすいということです。
- ・言葉を話して直接人とコミュニケーションを取る事
- ・体を動かし体感して学ぶ事
- ・現実世界からの学び
これらを一番に考えた上で、テレビを活用していきましょう!
色々な事を知る事ができる。
第一にテレビの魅力とは、映像を見せて赤ちゃんの知らない世界を教えてあげられることです。
勿論、絵本や写真を通して見せることもできます。
ですが、動きや音などを同時に教えられるのは映像しかありませんね!
例えとして、2種類あげさせていただきます!
未知の世界
・動物の動き
・川や風といった自然の動き
・人の表情の変化
・外国の風景
・天体
こうしたものは絵や写真よりも映像で見せる方が赤ちゃんも分かりやすいのではないでしょうか?
動いて見せるからこそ教えやすいと思うものは積極的にテレビを活用しましょう!
日常生活の習慣
・歯を磨く
・お風呂に入る
・ご飯を食べる
・トイレに行く
などといった日常生活も、映像で見せて教える方が赤ちゃんもイメージしやすくなります。
イメージしやすいと、習得も早くなります!
また、子供番組には赤ちゃんが認識しやすい色、興味を持つ音使いの工夫がされています。
なので、集中して何かを学んでもらうには子供番組は効果的ですよ!
まとめ
赤ちゃんとテレビのつけっぱなしについて。与える影響7項目!をお伝えしました!
テレビやスマホなど…今では切り離せないものとなっていますね。
このようなテレビによる影響を考慮したうえで、上手に使っていきましょう!
1・コミュニケーション能力の低下により、受身のコミュニケーションになってしまう。
2・聞くだけで、言葉を発する事が少なくなり言語発達の遅れにも繋がる。
3・視聴時間が1時間伸びるごとに、7歳の時に注意欠陥障害になるリスクが10%あがる。
4・テレビの内容が性格に影響を及ぼす事もある。
5・テレビの音や光は思う以上に刺激になるので、距離を離すなどする必要がある。
また、見せる時には真正面から見せる必要がある。
6・テレビの中に好奇心を見出してしまうと、依存してしまい運動不足などにも繋がる。
7・未知の世界や、日常生活の習慣など…音と動きと合わせて色々な事を知る事ができる。