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食物アレルギーの対処法など4選!突然のアレルギーどうする?

      2017/09/03

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昨今、アレルギー持ちのお子様が増えているようです。

赤ちゃんの10人に1人、3歳~6歳の幼児20人に1人の割合とも言われています。

 

アレルゲンがわかっていても、小さいお子様だったり、これなら大丈夫!と思ってもアレルゲンが使われていたり、油断ができず大変だと思います。

 

在宅時、外出時関わらず、突然症状がでたらパニックになってしまいますよね。

 

万が一、突然発症しても大丈夫なように対処法をいくつか覚えておきましょう!

 

アレルギーの対処法は?

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では、アレルギー症状がでたらどうすればいいのでしょうか?

 

初めて食べる食材がある場合、アレルゲンを食べてしまったなど…症状がでてしまった場合はどうしたらいいのか見ていきましょう!

 

 症状が軽症〜中等症の場合は基本的にすべき事は?

これを確認しましょう!

・症状の変化に注意をはらい厳重に観察する

・食べた直後であれば食べたものを吐かせる(食べてから30分以上経っていたら行わない)

・食物が口に残っていれば出させ、うがいをする

・主治医から処方されているお薬がある場合は必要に応じて使用するが、効果を過度に期待しない

・症状の進行がない場合は、最低1時間は経過を観察し、後日医療機関を受診する

・症状が進行したり、おさまらない場合は迅速に医療機関を受診する

 

 

アレルゲンがわかっている場合は、あらかじめ医師と対応法を相談して決めておくといいでしょう!

また、離乳食などで初めて食べる食材がある場合は平日午前に、ひと匙からにしましょう。万が一、症状が出てもすぐ病院に駆け込めます。

 

そして、先ほど書いたアナフィラシキーショックを起こした場合(血圧が下がる、意識を失うなどのショック症状があらわれたとき)には緊急に対応し、できるだけ早くアドレナリンを筋肉注射する必要があります。

 

医療機関に連絡し、救急車を利用して速やかに受診するようにしてください。

 

また、以前にアナフィラキシーショックを起こしたことがある患者さん、または起こす可能性の高い患者さんには、お医者さんからアドレナリン自己注射薬が処方されることがあります。

 

このような患者さんがアナフィラキシーショックを起こした場合は、速やかに筋肉注射を行ってください。

 

アドレナリン自己注射薬は患者さん本人またはご家族の方が打つのが基本ですが、園・学校などで緊急の場に居合わせた職員の方、または救急救命士が打つことも可能です。

 

ただし、注射の後は、救急車などでただちに医療機関を受診するようにしてください。

移動させる際には、背負ったりせずになるべく横にした状態(担架など)で移動させましょう!

 

アレルゲンがはっきりとわかっているのであれば、それを食べないなどの対応をして少しでも防ぎましょう、

ファミレスなんかでも、アレルゲン除去のお子様カレーがあったりします。

お店によっては、代替え案を出してくださる所もありますよ!

 

 

主な食物アレルゲン

 

ではまず、アレルギーになる原因(アレルゲン)とはどんなものがあるのでしょうか?そこから見ていきましょう!

 

 

鶏卵牛乳小麦は“3大アレルゲン”とよばれます。

 

この他にも食物アレルギーの原因となる食物には、そばやピーナッツ、えび・かになどの甲殻類、果物、豆類など幅広くあげられます。

 

どの食物がアレルギーの原因になることが多いのかは年齢によって大きく異なりますが、乳幼児にとっての主な原因食物は3大アレルゲンである鶏卵、牛乳、小麦です。

 

学童期以降になると甲殻類や果物類、小麦などが主な原因食物となるので気をつけましょう。

 

私の友人に3大アレルゲンを持っている人はいませんが、甲殻類アレルギーの人がいます。

桜海老程度でもアレルギー症状が出る人もいます。

あんなに小さい桜海老でさえ症状が出るなんて…油断はできませんね。

本人でさえ、軽い症状が出て驚いていました。

 

 

主なアレルギー症状

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では次に、アレルギーの症状を見てみましょう。

 

こんな症状が出たら要注意です!

 

皮膚症状

・かゆみ

・皮膚が赤くなる

・湿疹(赤いかゆみを伴うブツブツが出て悪化していく)

・じんましん(赤いかゆみを伴うブツブツが出て、数時間で消える)

・血管性浮腫(突然、皮膚や喉・まぶた・唇・舌・口の中・顔・首などが大きく腫れ、息苦しくなり、喉の詰りや話しづらさを感じる)

などがあげられます。

 

呼吸器症状

・咳

・喉が絞めつけられる感じがする

・喉が腫れる

・呼吸困難

・声がしわがれる(カサカサ声、ガラガラ声、弱弱しい声など)

・ゼイゼイ、ヒューヒューという息をする

などがあげられます。

 

粘膜症状

・口の中、唇や口の周り、舌にピリピリするなどの違和感がある

・口の中、唇や口の周り、舌が腫れる

・喉のかゆみやイガイガ

・くしゃみ

・鼻水

・鼻づまり

などがあげられます。

 

消化器症状

・腹痛

・下痢

・血便

・胸がムカムカして吐き気がする

・嘔吐

などがあげられます。

 

全身性の症状

・血圧低下

・意識が朦朧としたり、失ったりする

・脈がドッドッドと速く大きくなる

・ぐったりする

・全身や複数の臓器にアレルギー症状が起こる

・チアノーゼ(通常よりも全身が酸素不足の状態。唇や爪先、皮膚や粘膜などが青紫色になり、身体を循環している血液中の酸素濃度が足りていない状態。)

・顔面蒼白

などがあげられます。

 

これらのうち、2つ以上の重い症状が出ることをアナフィラシキーといいます。

 

たとえば、繰り返し吐いて同時に動悸がするときなどがアナフィラキシーにあたります。

 

 

アナフィラキシーには、“食物依存性運動誘発アナフィラキシー”といって、食事後に運動を行った場合に症状がみられることがあります。

 

 

症状が軽い時には、気がつかないままでいることもありますので、運動時にいつもより調子が変だなと思ったら、食事もチェックする必要があります。

 

 

 

さらに血圧がさがり、意識が朦朧とした症状が見られた場合はアナフィラシキーショックといいます。

 

起こったらできるだけ早く適切な処置や治療をしないと生命に危険が生じます。

 

ですが、アナフィラキシーショックのことを単に「アナフィラキシー」と省略して呼ぶこともあります。

 

アレルギーはすぐ出るもの?

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食物アレルギーの症状は、その食品を食べてから、症状の現れるまでの時間の長さによって、即時型と非即時型とに分類されます。

即時型

アレルギー症状のほとんどは、即時型と聞きます。

 

一般に、即時型の方が非即時型に比べて強い症状がみられます。

 

即時型アレルギーの一番多い症状は“じんましん”です。

 

 

原因となる食物を食べてから、数分くらいで顔面から次第に全身に広がります(大体は1時間以内)。

 

 

他に、呼吸器・消化器症状などがみられます。

 

さきほどあげた、アナフィラキシーは食物摂取後15~30分くらいのうちにおきる“多臓器のアレルギー症状”です。

 

喘鳴、呼吸困難、全身のじんましん、顔面浮腫、結膜充血、著しい鼻閉、喉頭浮腫、等々の重症な症状がみられます。

 

さらに、血圧低下、頻脈、チアノーゼ、顔面蒼白、のような循環障害が見られる場合をアナフィラキシーショックといってすぐに救急処置をする必要があります。

 

ソバアレルギーのアナフィラキシーが有名ですが、エビ、カニ、セロリ、小麦などでもおこります。

アナフィラシキーは進行性ですので、軽度から悪化する場合もあります。

 

 

非即時型

 

非即時型は、原因食物を食べてから、数時間経過して症状がでてきます。(症状発現まで24~48時間以上かかる場合もあります。)

 

非即時型アレルギーの症状は、消化器症状(下痢、血便、体重増加不良、便秘、など)や、皮膚症状(アトピー性皮膚炎の悪化、むくみを伴う湿疹、など)が多く見られます。食後時間がたってから症状が発現しますので、食物との関連性を証明することが難しいこともあります。

 

赤ちゃんの食物アレルギーでも、じんましんが多いのですが、頑固な下痢、原因不明の血便、体重増加不良などがみられることもあります。

 

このような場合、ミルクの非即時型食物アレルギーを少し疑う必要があります。

 

 

 

まとめ

 

食物アレルギーの対処法など4選!をお伝えいたしました。

昨今増えているとはいえ、アレルギーと好き嫌いを混合している方もいらっしゃるかも知れません。

ですが、アレルギーと好き嫌いは別物です。

アレルギーを持っている方にアレルゲンを食べさせようとするのは、極端かもしれませんが…スズメバチなどの毒虫に刺されるのと同じようなものだと私は思っています。

アレルギーがあるけど、欲しがってるし少しなら…と軽く考える方もいる場合もあります。

絶対にやめてください。

アレルギーは恥ではありませんので、しっかり説明しましょう。

自分やお子様の命を守る為でもあります。

不安であれば、アレルギー科などで検査をしておくと安心です!

また、子どもの友達が来てお菓子を出す…なんて時は親御さんに確認するのもいいでしょう。

 

1・鶏卵、小麦、牛乳は3大アレルゲン。甲殻類、果物など様々なものがアレルゲンになります。

2・アレルギー症状の出方は様々。食後運動してから出るものもあるので要注意。

3・即時型アレルギーと非即時型アレルギーがある。即時型の方が一般的に強い症状が出る。

4・対処法はなによりアレルゲンを避ける事。在宅時・外出時問わず突然症状が出た場合は吐かせたり、進行するようなら医療機関へ受診を。

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