お中元には、お返しやお礼はいる?そんな疑問を解決する4点。
2017/09/03
毎年時期になるとくる、お中元。
ハム、お酒、ご当地名物、甘味など…沢山ありますね!
私は6月中に某所某百貨店に買いにいきます。
(実は試食も楽しみ。これがまたオイシイ!)
毎年くるお中元にお返しをした方がいいのか、迷う事もあると思います。
そこをメインとして
・お返しの相場は?
・お礼状の書き方は?
などなど、気になる疑問を詳しくみていきましょう!
お返しは必要?
本来、お中元とはお世話になった方々に贈るのが一般的なものです。
贈られる側は特にお返しを必要としていません。というのが常識となっています。
私個人の感覚としては、してもしなくてもいいのではないか。と考えています。
目上の方からいただいたら、お返ししたほうが良いように感じますが
友人からだった場合、今度会うときに菓子折りでももっていこう。と思うぐらいです。
お返しをしたい場合はどうするの?
誰にでもお返しをしていいわけではありませんのでご注意ください。
職業/立場上、賄賂を疑われてしまう方もいらっしゃいます。
そういった方がお知り合いにいらっしゃる場合には、事前に調べて相手に迷惑かからないように注意しましょう。
ですので、本来はお返しを必要としませんが、お返しをしたい相手であれば、
また、お渡ししても問題ない方であれば、お返しをしても問題はありません。
お返しをする際の金額の相場はあるの?
お返しをする際には頂いた品と同額程度のものを贈りましょう!
頂いた品よりも明らかに高額な品をお返しした場合
「次からはお中元を送らないで結構です」の意味合いがあります!
張り切って送られてきた品物よりも高価なものを贈ってしまうと、相手が気を悪くされる場合もあります。
十分に気を配りながら、お返しの品を選ぶようにしましょう。
お礼状は添えた方が良いの?
何かを贈る際には「気は心」と言いますので、一緒にお礼状を添えて贈ると、非常に喜ばれることが多いでしょう。
品物だけの受け渡しだけだとどうしても味気ないものですし、あなたの人柄や気持ちを感じることもできます。
なので品物と一緒に、お礼状を添えてお返しする事もいいですね!
お礼状は書くべき?
お中元をいただいて、お礼状を書くのは常識とされています。
お返しをしない場合でもお礼状は送りましょう。
電話がなかった時代は唯一の方法でしたが、現在ではいろいろあります。
親・兄弟など親戚で親しい人からいただいた場合は電話でもいいと思います。
私は義実家からいただいたりしたら、お礼状よりも電話してしまうタイプです。
そしてそのまま、近況報告もしちゃいます。
電話でも、お礼状でもできるだけ速やかにするのが礼儀です。
先程も記載しましたが、お返しにお礼状を添えると「常識がある人だな」と思われたりします。
恩師や目上の方などからいただいて、きちんとお礼をしたい場合はお礼状を書きましょう!
電話の方が早いですが…お礼状を送るのが正式なマナーです!
同僚や目下の人が相手の場合にはとりあえず、電話でお礼をしてから、後で正式にお礼状を送るといいですね!
非常識な人だと思われてしまわないよう、書き方を覚えておいても損はありません。
相手の方に無事届いた事をお知らせする意味でも大事なことです。
電話でもお礼状でも日にちをあけずに、すぐにお礼をしましょう。
お礼状のポイント
堅苦しく考えずに、自分の言葉で素直な気持ちを述べましょう。
お礼状を書く流れを押さえておきましょう!
1・頭語
2・時候の挨拶(季節を表す言葉)
3・頂いたお中元についてのお礼の言葉
4・先方の健康を気遣う言葉
5・結語
の流れで書くと良いでしょう。
参考までに例文を何種類か載せてみました。
ビジネス・会社向け 1
拝啓 盛夏の候、貴社におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は結構なお品をお送りいただきましてありがとうございます。有難く拝受しました。ご厚志に改めて御礼申し上げます。
暑さはまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながら書中を持ちまして御礼申し上げます。
平成◯◯年◯月
敬具
株式会社 ◯◯◯◯
代表取締役 ◯◯ ◯◯
一般・個人・自営業向け 1
拝啓 盛夏の候、皆々様にはお健やかな日々をお過ごしのこと、お慶び申し上げます。
私共もおかげさまで変わりなく元気で過ごしておりますので、なにとぞご安心ください。
さて、このたびは、誠に結構なお中元の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。いつに変わらぬお心くばり、恐縮に存じます。家族ともども大変喜んでおります。
暑さ厳しきおり、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
まずは取り急ぎお礼申し上げます。
敬具
◯月◯日
一般・個人・自営業向け 2(暑中お見舞いとお中元のお礼状を兼ねた場合)
※暑中お見舞いを出す時期は7月初旬から8/7(立秋)ごろまでです!
暑中お見舞申し上げます。
梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
さて、このたびはご丁寧なお心づかいを頂き、本当にありがとうございました。いつもながら細やかなお心づかいに恐縮するばかりです。家族ともども大変喜んでおります。
まだしばらくは厳しい暑さが続きますが皆様どうぞご自愛ください。
お礼まで
◯◯ ◯◯
個人向け(お返しに添える場合)
※まず、お中元を頂いたことへのお礼を書くことが重要です。
※そのあとに自分からも送らせていただいた事を書き添える形で繋げていくのがポイントです。
拝啓 暑さ厳しき折、◯◯様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、この度は、思いがけず結構な品を頂戴し、誠にありがとうございました。私も含め家族一同大変喜び、早速美味しくいただきました。
いつもながら細やかなお心遣いに恐縮いたしております。
本日は、心ばかりの品を送らせていただいております。お気に召すと嬉しいのですが、ご笑納くださいませ。
略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。
敬具
平成◯◯年◯月◯日
◯◯ ◯◯
まとめ
お中元には、お返しやお礼はいる?そんな疑問を解決する4点。をお伝えいたしました。
1・基本的にお返しはしなくてもいい。するなら相手の職業/立場を考えて。
2・お返しの金額は同額ぐらいで。
3・なるべく早く恩師や目上の方にはお礼状を出しましょう。身内なら電話でもいいでしょう。
4・お礼状を出すなら自分の言葉で感謝の気持ちを述べるのが大事です。
お中元をいただいた以上、お礼もせずに無視する訳にもいかないものです。
お中元をいただいたのに、お返しをした人だったのにお返しができなかった!
時期をすぎてしまった!(時期は地域によって異なります。)
といった場合には、お歳暮などで贈るのもいいですね。
この記事を読まれた方にすこしでも解決のご助力ができたのでしたら幸いでございます。