キッズスマホってどうなんだろ?大手3社製品の比較してみると。。。
2017/09/03
お子様に携帯に持たせるって、いろいろ悩みますよね?
先日書かせていただいたお子様に何歳から携帯を持たせるか。といった記事の中に「キッズスマホ」を紹介しましたが、しかし、どこの製品がいいのか迷いますよね。
なので大手3社製品と、その他の製品を比較したものをまとめさせていただきました。
それぞれ1機種ごとを取り上げさせていただきましたので、ご参考までにご覧ください。
購入時の値段
ドコモとauにはキッズスマホ(ジュニアスマホ)専用機種があります。
購入時の値段は、新規の場合は以下の通りとなります。
・ドコモジュニア SH-03F
3000円(税別)の新規契約手数料が必要で、支払いは翌月となっております。
5000円(税別)の頭金が必要ですが、店舗によって異なります。
正規のドコモショップでもキャンペーン等で値引く場合がありますので要チェック!
つまり、購入時の価格(値段)は、しめて8000円(税別)です。
・au ミライエ(miraie KYL23)
初期費用は3000円(税別)。
端末代(機種代)の頭金の設定はなし。
つまり、購入時の価格(値段)は3000円(税別)となります。
・SoftBank シンプルスマホ2
残念ながらSoftBankには、キッズスマホはおいていないようです。
しかし、現在地把握、緊急ブザーの必要性、動画をあまり見ないなどお年寄りは子どもと共通項が目立ちます。
なので、気が利く店ではシンプルスマホを勧めてくれるようです。
機種の代金を現在主流の2年間分割にする場合、頭金はなし。
購入の翌月に3000円(税別)の新規契約手数料が通話料に加算される。
つまり、購入時の出費は、しめて3000(税別)円ということになります。
ただ、3000円は翌月に請求されますので店頭での支払いはありません。
アプリやインターネットの制限
お子様との意見の擦り合わせが大事になるこちら。
それぞれの特徴を見ていきましょう!
・ドコモジュニア SH-03F
インターネットのフィルタリングを小中学生向けに厳しめの制限をかけることができます。
端末購入時に通常お店で設定済みですので購入後の操作は必要ありません。
また、アプリに関しても「dメニュー」(dキッズ)に準備され、かつ保護者が使用を許可したアプリしか使えません。
ドコモのキッズスマホ(ジュニアスマホ)は、教育上の配慮からGoogle Playに接続できない設計になっています。
その代わりに、そのdメニューが用意されており、絞り込まれたゲームアプリが供給されています。
ラインに関しては、dメニューにセレクトされているため使用は可能です。
ただし、保護者がダウンロードを許可しなければ使用はできません。
・au ミライエ(miraie KYL23)
auのミライエ(miraie KYL23)はアンドロイドですが、ドコモ同様Google Playの搭載を見送りました。
その代わりにauの公式サイトから子ども向きのゲーム等のアプリがダウンロードできます。
ラインに関しては、auのミライエはGoogle Playには非対応のため、公式サイトの「auスマートパス」からダウンロードできます。
ただし「大人の目のないグループ内の閉鎖空間」を作り出すラインは、ツイッター、インスタグラムなどとはまったく異なる危険性を持ちます。
使わせる場合には、ルールを定め保護者が定期的にチェックすることが必要です。
・SoftBank シンプルスマホ2
残念ながら、というべきなのでしょうか?
基本的にはお年寄り向けのため、ゲームはできないようです。
こちらの機種はラインを標準装備しています。
こうなってしまうと、「ラインは導入できるが、保護者の判断でブロックも可能」という他社よりも劣るということもできます。
子どもから勉強や家族、友人との会話時間を奪うだけでなく、集団、実名、閉鎖的という非常にリスクの高い性質を持っています。
使わせる場合には、時間制限や使用上の注意を徹底して教育することが必要です。
通話やメールについて
携帯をもつ以上、連絡を取らないわけではないですよね。
家族や友達などとの通話、メールの利用制限について見ていきましょう。
・ドコモジュニア SH-03F
友達や家族との電話などであれば、カケホーダイプランしか選択肢がないので無制限となっています。
また、携帯をもつことによって知らない人とやり取りをしてしまうのが怖い!なんて親御さんもいらっしゃいますよね。
通話・メールとも、電話帳に掲載された範囲内に発信や受信を制限することもできますので、安心です!
・au ミライエ(miraie KYL23)
発売直後は対auを除くかけ放題の設定がありませんでしたが、現在は21時から深夜1時以外無料で通話できます。
また、知らない人とのやり取りを制限する機能は標準装備です!
・SoftBank シンプルスマホ2
ドコモに倣い、ソフトバンクも2014年末に「通話し放題プラン」に一本化しましたので通話は時間を気にせず使用できます!
また、電話帳に掲載された範囲内に、通話・メール(スマホに割り当てられるSMSメール)とも発信または受信を制限することもできます。
お年寄りへのオレオレ詐欺対策の機能ですが、子どもの安全管理にも転用できます。
防犯ブザーやGPSについて
安全面でもたせたい!という親御さんが多いのではないでしょうか?
それぞれの特徴を見ていきましょう!
・ドコモジュニア SH-03F
お子さんがスマホのサイドボタン(=右側にある赤い小さなボタン)を長押しすると防犯ブザーが鳴ります。
すると保護者の携帯電話など設定した電話番号(1箇所のみ)に電話がかかり、さらにGPS(衛星探査)機能が検知した居場所もメールで届きます。
小学校高学年まして中学生になると防犯ブザーを自宅に忘れてしまったり、持つのを嫌がったりするケースもありますが、キッズスマホ(ジュニアスマホ)と一体になっていれば持ち歩くのが苦になりません。
キッズ携帯よりはかさばりますが首から下げることも可能です!
また、「イマドコサーチ」と呼ばれ、子供のキッズスマホ(ジュニアスマホ)に内蔵されたGPS(衛星探査)装置を使い、子どもの居場所を測定する機能も搭載されています。
保護者は自身のスマホからでもパソコンからでも居場所を確認することができます。
・au ミライエ(miraie KYL23)
防犯ブザーとその連動機能はお子さんがブザーを押したときに、居場所の情報に加え自動撮影した写真を保護者のメールに送信する安心機能です。
写真の自動撮影はauが初めて搭載したそうです!
GPS(衛星探査)を使ったお子さんの居場所確認機能は非常に注目されています。
au、ドコモのほかTONE(ツタヤ)のスマホもGPSによる位置の把握機能を本体に装備しています。
ほかの機種はおおむねアプリのインストールが必要です。
・SoftBank シンプルスマホ2
お子さんが「シンプルスマホ2」の右にあるスイッチが入ると、ブザーが鳴るだけでなく保護者の携帯電話など設定した電話番号に自動で電話がかかります。
同時にGPS(衛星探査機能)を利用して現在地をメールで配信する機能も備えています。
これは、本来はお年寄りの急病に備えたものですが、そのまま子どもの防犯に転用できます。
子供用キッズスマホは機種によってはGPS(衛星探査)装置を使い子どもの居場所を別のスマホやパソコンから知る機能があります。
シンプルスマホ2はGPS機能自体は内蔵していますが、他のスマホやパソコンから把握する機能は標準装備していません。
しかし、保護者のスマホに「スマモリ」や「位置ナビ」といったアプリを導入することで現在地把握は可能になっています。
使用時間の制限
みんなが起きてるから、と夜中まで携帯を使ってしまう子も少なくないと思います。
使用時間の制限ができるのかを見ていきましょう!
・ドコモジュニア SH-03F
キッズスマホ(ジュニアスマホ)本体の画面から利用時間や利用料金を簡単に管理できます。
利用時間制限は、「時間帯」および「総時間」の両方の設定が可能です。
たとえば夜9時以降は利用できず、1日1時間以内といった設定ができます。
平日と土日祝日で別のパターンでの設定も可能です。
・au ミライエ(miraie KYL23)
こちらの機種には標準装備されているようです。
また、「よくない言葉の入力制限」「歩きスマホ警告機能」を備えています。
・SoftBank シンプルスマホ2
さすがに子ども向け専用機ではないので機能がないようです。
しかしゲームなどのアプリを物理的に増やせないため、子ども部屋でで一人で触っていたとしても大きなトラブルはないかと思います。
ただし、ラインの使いすぎには注意が必要です。
なお、「ラジオ」のアプリを内蔵しています。
ラジオは放送禁止用語があり、時間帯ごとに話題にも配慮されているので安心度は高いかと思います。
ほかのキッズスマホを持っている子どもがゲームをしている時に、シンプルスマホ2を持っている子どもはラジオやヤフーニュース、ヤフー地図で遊ぶことになります。
かなり学力差がついてくるはずです。
まとめ
キッズスマホについて。大手3社とその他製品の比較。をお伝えいたしました。
月額料金については、契約内容などにより異なりますので割愛させていただきます。
SoftBankからキッズスマホが出ていないのには驚きました!
私のキャリアが違うため知らないだけなのかと思っていました。
それぞれの特徴を機種別にまとめさせていただきました。
・ドコモジュニア SH-03F
・購入時の金額は3000円 or 8000円。店舗により異なる。
・インターネットのフィルタリングは厳しめにかけられる。アプリはdキッズのみ、保護者の許可したもののみ。
・通話やメールの利用制限は範囲設定が可能。カケホーダイプランのみの選択肢。
・防犯機能はが作動すると、保護者に電話がかかる仕様。また、パソコンやスマホで位置を把握できる。
・時間の制限は、時間帯および総時間の両方で可能。平日、土日とパターンを変える事もできる。
・au ミライエ(miraie KYL23)
・購入時の金額は3000円。
・auの公式サイトから子ども向きのゲーム等のアプリがダウンロードできる。
・通話やメールの利用制限は標準装備されている。
21時から深夜1時以外無料で通話できます。
・防犯機能が作動すると、位置情報に加え自動撮影した写真が保護者にメールされる。
・使用時間の制限は標準装備。よくない言葉の入力制限、歩きスマホ警告機能もある。
・SoftBank シンプルスマホ2
・購入時の金額は3000円。
・ゲームはできない。ラインは標準装備。
・通話し放題プランに一本化。電話帳に登録された範囲のみに送受信の設定が可能。
・防犯機能が作動すると、ブザーが鳴り位置情報が転送されてくる。
他の端末からの把握するには位置ナビなどのアプリが必要。
・時間の制限はつけられない。とくにラインの使いすぎなどには注意。
購入を考えている皆様のお力になれれば幸いでございます。
親御さんの使っているキャリアと同じものが望ましいですが…是非他のキャリアも視野に入れてみてくださいね!