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京都で迎える雛祭り、絢爛豪華な平安文化を楽しめるスポットを紹介♪

      2020/07/15

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三月の足音が聞こえてくると、お雛様までもうすぐですね♪

 

 

女の子がいらっしゃるお家では、ひな人形を飾ったり、お寿司や菱餅を用意したり、雪洞を出してきたりして、はんなりとお祝いされるのではないでしょうか。

 

 

うちはあいにく、男の子しかいないので、家でお雛様を祝う機会には恵まれなかったのですが……
それでも神社やお寺での催事を見るのが大好きなので、神社で行われるお雛様関係の催事に参列してきちゃいました。男の子を連れて。

 

 

京都の神社ではどういうお雛様の催事があるのか、紹介されていただきますね♪

 

 

 

市比賣神社

いちひめじんじゃ、と読みます。
ひめと名前が付くだけあって、お祭りしているのは女神さまばかり。もともと京の都で、市を守っていた神様だそうです。(今は市場から離れたところにあります)
同時に、女性の厄除けとしても有名です。

 

 

ひと雛勢ぞろいの「ひいなまつり」京都の市比売神社

 

ひな祭りも、厄除けの神事の一つ。市比賣神社では、「ひいな祭り」という大きなイベントが開催され、京都の中でも珍しい「ひと雛」が行われます。
ひな人形ではなく、人間が平安装束を着て雛段に並ぶのです。十二単のお雛様、貴族装束のお内裏様はもちろんのこと、三人官女や五人囃子も登場して、会場がとても華やかに。
もともと女性の参拝客さんが多いこちらですが、この日は本当に女性が大勢訪れます。

 

 

「ひと雛」は、近所にある「ひと・まち交流館」(京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1)で行われます。

 

 

参観料は1000円(お守り・お茶付)

 

 

「ひと雛」見学はもちろんのこと、平安時代の雅遊び「貝あわせ」や「投扇興」等を体験させてもらう事が出来ます。

 

 

「ひと雛」ではまず、ひな壇の横でお内裏様とお雛様の着付けが行われます。西陣から来られた先生が、観客にわかりやすく着付けを説明してくれました。私は西陣で着付けを習っていたので、ちょっとくすぐったかったけど面白かったです。
メインのお雛様が完成すると、舞台袖から三人官女と五人囃子が登場し、雅楽の演奏が行われました。

 

 

メインイベントの「ひと雛」は14時からなのですが、ひな壇は早い時間から組まれていて、一般の人がひな壇を使って記念撮影をしてもらう事が出来ます。

 

 

 

うれしいのが、簡易平安装束を羽織らせてもらえること。女性は小袿、男性は狩衣を着る事が出来るんです。

 

 

これが大人気で、大行列になっていました。私も羽織らせてもらっちゃいました。レンタルで借りようとすると一万円くらいするのですから、ここで羽織れるのはとてもありがたかったです。

 

 

住所 京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入

電話番号 075-361-2775
参拝受付時間 9:00~16:30
ひいな祭り 13:00~16:00

 

アクセス

京阪「五条」駅下車 徒歩5分

京都市バス「河原町正面」下車 徒歩3分
駐車場 なし

 

 

下鴨神社

 

世界遺産として有名な下鴨神社は、境内を湧水が流れています。葵祭の際に斎王代がみそぎを行われるシーンを、ニュースなどでご覧になった人も多いのではないでしょうか。
こちらの小川は、葵祭以外にも、足つけ神事があったりみたらし団子の起源になったりという川なのですが、おひな様の日にも祭事が行われます。


京都 下鴨神社 雛流し 2015.03.03

 

 

ひな祭りで川というと、流しびな。
形代に自分の厄をうつして、川に流してしまうという行事で、ひな祭りの原点とも言われています。

 

 

源氏物語の中にも描かれている行事ですので、京都では相当古くからおこなわれていました。(ただし当時は婚礼を模したひな人形ではなく、もっと原始的な形をしていたそうです。豪華な雛人形が作られるようになったのは室町時代ごろと言われています)

 

 

下鴨神社では、聖なる小川を活かして平安時代の装束をまとった男女がお雛様を流します。
小川の傍らの石段を降り、張り出して作られた台から小さなお雛様を流すのです。

 

 

その空間だけ、時代を超えてしまったような雅やかな空気に包まれて、とても華やぎます。
写真撮影できることがうれしくて、ずっと連射モードで撮影しちゃっていました。

 

 

儀式の後にみたらし川を覗くと、穏やかに流れていくひな人形を近くから見ることもできて、それもまた風情がありました。

 

 

住所 京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号 075-781-0010
開門時間 6:30~17:00
流し雛 11:00
アクセス 京阪「出町柳」駅下車 徒歩12分

京都市バス「下鴨神社前」下車 徒歩3分

駐車場 あり(200円/30分・催事日500円/1時間)



まとめ


京都の雛祭りの中でも、特に平安風な雅さを醸し出す行事を二つ、紹介させていただきました。
どちらも、平安衣装を愛する女性たちにとても人気の高い行事です。
とくに市比賣神社は、京都でも珍しい体験型。
貴族の遊びに触れたり衣装を羽織ったり、ぜひ体験してみてくださいね。

 

 

 

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 - イベント, 京都, 旅行