30人に1人!?ADHDの人と接する時に気をつけるたった1つの事!
2016/09/15
最近は大人のADHDが注目されてきています。
ADHDとは
A・・・attention(注意)
D・・・deficit(欠陥)
H・・・hyperactivity(多動性)
D・・・disorder(障害)
の略で今は障害と言うと響きが重いので注意欠如多動症ということが
多いようです。
今回はこの大人のADHDについての簡単な解説と
ADHDの人との付き合いかたで大切なことについてご紹介します。
ADHDとは?
ADHDとは、AD=「注意欠如」とH=「多動性」の
2つが合わさった発達障害の一種です。
まず、AD=「注意欠如」ですが、これは本人のやる気云々は関係なく、
集中力や注意力が欠けてしまっているという事です。
具体的に言うと、
集中できず、ケアレスミスや他の事にすぐ気を取られてしまう
やるべき事を忘れがち
話を聞けず、業務に支障をきたす
計画的に物事を進められずまた、継続的に行う事ができない
と言った症状です。
ただ、これらの事は程度の違いに個人差はありますが、
誰にでもある事とも言えます。
私もテストで何度ケアレスミスをしたかわかりませんし、
夏休みの宿題もいつもギリギリでした。
でも、このギリギリながらもなんとかなっている事が大事で
ADの人はそのまま、なんともならないまま終わってしまいます。
なので基準は曖昧になりますが「日常生活に支障が出る」が
判断基準となります。
次にH「多動性」についてですが、これはじっとしていられない、
我慢ができないという事です。
こちらの具体例としては
貧乏ゆすりなど体を常にそわそわ動かしている
座っていなければならない時にそれができない
行列に並ぶ、同じ仕事をし続けるなどがとても苦手、イライラする
人の話を最後まで聞けず話に割って入る、喋りすぎてしまう
などがあります。
またもや誰にでも当てはまるような当てはまらないような感じですが、
やはり判断基準は「日常生活に支障がでるか」です。
この誰にでも当てはまる事の程度の差によって、
ADHDかどうかの判断がされるので、自分や人がそうなのかがわかりにくく、
また理解されづらいのかもしれませんね。
ADHDの人との付き合いかた
ADHDの人は人口の約3%と言われてますから30人に1人の割合でいる
計算になります。
つまり大企業で働いている人はもちろん中小企業で働いている人でも
取引先を含めて関係のある人を数えれば、誰か1人は
ADHDの人がいると言うわけです。
なので私の職場にもいるかもしれないと思い、改めて周りを見てみると
確かに何人かそうかもしれないと思える人がいました。
もちろん、その人を仕事が出来ない人、使えない人と思った事はありませんが、
ケアレスミスが致命的では無いにしろ多かったり、
突然不機嫌になったりする事がある人です。
ただ、皆さんの周りにADHDの人、
もしくはそうかもかもしれない人が居ても
あまり考えすぎる必要はありません。
確かに少しのコツはありますが、基本的には
普段と同じで問題なく、むしろ心構えと言うか、
そういう人だと理解する事がなにより大事でなのです。
よく、ADHDの人はF-1のレーシングカーに例えられますが、
私の身近なADHDらしき人も全くその通りで
得意な事、のめりこめる事には物凄い力を発揮します。
これは集中力にムラがあるから起きる「過集中」というもので、
周りの音も聞こえず、文字通り寝食も忘れて没頭するわけです。
それくらい集中できるのはなんとも羨ましいのですが、
真っ直ぐな道だけではないのが世の中の辛いところで、
私のような軽自動車タイプが得意な裏道小道では
レーシングカーは事故を起こしてしまいます。
ですから結局は適材適所という事になります。
なんとも当たり前の結論になってしまいましたが、
わかっているのと出来るのはまた別で、
私も含め多くの人がそこまで深く考えず公道にレーシングカーを
配置しているように思います。
「なんでここでこんな事故を!!」
と相手の責任にするのは簡単ですがその前に、交通整理をする、
広い道をナビすると言った最善手を打つ事、つまり相手への理解が
足りてなかった事を悔やむべきではないでしょうか。
これはADHDの人に限った話ではありませんが、
相手を理解する事が同情や怒りや嫉妬なんかよりも
ずっといい仕事をするには大切だと私は思いますよ。
まとめ
ADHDとは・・・注意欠如多動症の事
ADHDの人との付き合い方・・・なにより理解する事が大事