
この時期は、食べ物への関心が高まり、手先も器用になってきます。
そのため、手づかみ食べや遊び食べが目立つようになる時期です。
汚されると叱りたくなるかもしれませんが、ここはグッと我慢。
赤ちゃんの「やりたい気持ち」を大切にしながら、見守る姿勢がとても重要です。
汚れてもいいように、テーブルの下に新聞紙を敷く、汁ものは少量にするなど、工夫してみましょう。
また、歯ぐきでかむ練習や手づかみ食べを意識して進めていきましょう!
Contents
目標と食べ方

この時期は、手づかみ食べが本格的になります。
食べ物を口に入れると、あごをよく動かし、上下の歯ぐきで噛みつぶしてからゴックン</strongと飲み込むようになります。
また、食べはじめの最初の10〜15分は集中して食べることが多い</strongので、環境を整えてあげることも大切です。
最初から集中しない場合は、
- おなかがすいていない
- テーブルや椅子の高さが合っていない
- テレビがついたままで気が散っている
など原因があるかもしれません。
大人も同じものを食べて、興味が向く言葉をかけてあげましょう!
遊び食べは、赤ちゃんの好奇心からくるものなので、必ずしも悪いわけではありません。ただし、単に遊び道具にしている場合は、そっと片付けて一旦終了しても大丈夫です。
ママやパパが隣に座って一緒に食事することは、食器やスプーンの使い方を覚えるチャンスにもなります。
赤ちゃんが自分で食べられるようになってきたら、ぜひ一緒に食卓を囲みましょう!
時間や回数

この時期は1日2回〜3回の離乳食</strongになります。必要な栄養素の半分以上を離乳食から摂るようになってくるので、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
ただし、あまり難しく考えすぎる必要はありません。
炭水化物・ビタミン・ミネラル・たんぱく質の3つのグループから食材を選び、バランスよく組み合わせればOKです。
授乳だけだった昼過ぎの時間にも、離乳食を進めていきます。
きちんと食べるようになったら、大人の食事と近い時間(朝・昼・夕)に移行しましょう。
ただし、3回目の離乳食が夜8時を過ぎないように気をつけてください。
おっぱいやミルクは、離乳食の後や空腹時に適宜与えます。
3回の離乳食をしっかり食べている場合でも、授乳回数がすぐに減らないこともあります。
この時期の授乳は、食事のとき+2回程度で十分なことが多いです。
日中に遊ぶ時間をつくり、ミルクやおっぱいへの執着を自然に減らすことも大切です。
例)
- 朝…7:30〜8:00ごろ
- 昼…11:30〜12:00ごろ
- 夜…17:30〜18:00ごろ
1回の量の目安

この時期の1回の目安はだいたい次の通りです:
- 5倍粥(または軟飯):約80g
- 野菜・果物:30〜40g
- 豆腐:45g
- 全卵:1/2個
- 乳製品:80g
- 魚類:15g
- 肉類:15g
この量はグラム表記ですが、子ども茶碗1杯程度のイメージです。個人差があるので、様子を見ながら調整しましょう。
また、赤ちゃんの消化機能はまだ未熟なため、与えた食材がそのまま便に現れることがあります。特に、
- グリンピース
- トマト
- とうもろこし
- 海藻類(わかめ・ひじき)
- きのこ類
- こんにゃく類
などの不溶性食物繊維が多いものは、大人でもそのまま出ることがありますので心配いりません。
野菜が嫌いで細かくして混ぜても食べないときは、バナナくらいの柔らかさを目安にして、食べやすい柔らかさにしてあげましょう。だしや味を加え、片栗粉でとろみをつけるのもおすすめです!
食材と栄養バランス

炭水化物素材

この時期は、お米や麺、パンなど、さまざまな炭水化物が食べられるようになります。
○ マカロニ ○ ビーフン ○ オートミールなども柔らかく調理すればOKです。食べやすい大きさと柔らかさにカットしてあげましょう。
ビタミン・ミネラル素材

○ かぼちゃ ○ 白菜 ○ ブロッコリー ○ トマト ○ ほうれん草 ○ バナナ ○ もやし ○ 寒天等。
ビタミンやミネラルはそれぞれ働きが違うため、多くの種類をバランスよく取り入れましょう。
たんぱく質素材

まずは少量から。
豆腐、白身魚、卵に加え、○ さけ ○ あじ・さば・さんま ○ 赤身肉 ○ レバー ○ ホタテ ○ ヨーグルト ○ チーズ ○ ツナ缶等も取り入れましょう。
献立の考え方
この時期は、必要な栄養の半分以上を離乳食から摂るようになります。
大人でも不足しがちな鉄を意識しながら、栄養バランスの良い献立を考えましょう。
・主食
炭水化物を多く含む素材を1品選びます。オートミールやシリアルもOK。炊き込みごはんや混ぜごはんもよいでしょう。
・主菜(メイン)
たんぱく質を含む食材から1品選びます。魚、肉、チーズ、豆腐、納豆、卵など多様に。
・副菜
ビタミン・ミネラルは副菜から。緑黄色野菜や淡色野菜、海藻類を煮物や和え物にして取り入れましょう。果物を添えるのも◎。
・汁もの

汁ものを主食以外に加えると、だしの旨味で赤ちゃんの味覚を豊かに育てられます。
味付けのポイント
中期の生後7ヶ月頃から、塩・しょうゆが少量ずつ使えるようになります。
生後9ヶ月以降は、塩は1回の食事で0.2g程度、しょうゆは小さじ1/3程度を目安に薄味で。
卵が食べられるようになると、マヨネーズも少量可能ですが、最初は卵アレルギーの確認をしましょう。卵は固ゆでにして与えます。
初めて与える食材は平日の午前中に少量から。これにより、医療機関の診療時間内にアレルギー症状が出ても対応しやすくなります。
まとめ

9〜11ヶ月頃(カミカミ期)の離乳食についてお伝えしました。
手づかみ食べや遊び食べが増えて、ママ・パパも大変な時期ですが、これは大切な成長の過程です。
- 舌と歯ぐきで噛みつぶしてから飲み込む時期
- 1日3回食になり、栄養の半分以上が食事から
- 1回の量は子ども茶碗1杯目安
- 食べやすい大きさ・柔らかさに工夫
- 主食・主菜・副菜で栄養バランスを
- 味付けは薄めに、初めての食材は平日午前に少量から
🍴 カミカミ期(9〜11ヶ月)をラクにする便利アイテム
手づかみ食べ・遊び食べが増えるこの時期は、
「食べる練習」と「親の負担軽減」を両立することが大切です。
ここでは、実際にこの時期にあって助かるアイテムをまとめました。
※価格・在庫は変動します。必要なものだけ無理なく選んでください。
👐 手づかみ食べ・遊び食べ対策
- ひっくり返し防止ベビー食器
手で払いのけても落ちにくく、食事の練習に集中しやすい。
「毎回床掃除がつらい…」家庭の味方。 - 防水・シリコン食事エプロン
洗濯ストレスを減らせる定番アイテム。
ポケット付きは食べこぼし回収にも◎ - ベビー用テーブルマット
テーブル汚れ防止&片付け時短に。
新聞紙よりラクで見た目も◎
🥄 自分で食べる練習サポート
- ベビー用テーブルマット
持ちやすく、口に入れやすい形状。
「自分で食べたい!」気持ちを応援 - コップ飲み練習用カップ
ストロー卒業・コップ飲み準備に。
1歳以降も使えるものが便利
🍱 作り置き・時短・栄養対策
- 離乳食用 冷凍保存トレー
3回食になると必須。
「作れる日に作っておく」ための時短アイテム - 鉄分を意識したベビーフード
鉄不足が気になる時期に。
手作り+レトルトの併用もOK
🍽 手作りがしんどい日は「頼ってOK」
毎日完璧じゃなくて大丈夫。
忙しい日・疲れた日は市販ベビーフードを上手に活用しましょう。
👉 9〜11ヶ月向けベビーフードをまとめて確認
✅ カミカミ期 離乳食準備チェックリスト
- ひっくり返し防止食器
- 食事用エプロン(防水)
- ベビースプーン・フォーク
- 冷凍保存トレー
- 鉄分を意識した食材・ベビーフード
- テーブル・床汚れ対策グッズ
👉 カミカミ期(9〜11ヶ月)で足りないものをチェック
※本記事にはプロモーションが含まれています。
※赤ちゃんの成長や食べ方に合わせて調整してください。








