京都 女子一人旅で静かに過ごせる庭園 おすすめ3選ーGo to キャンペーンを利用していってみよう
京都を一人旅の行き先に選ぶ方は多いと思います。
しかし、誰からも愛される京都だけに、いつ行っても観光客がいっぱいで、
静かにくつろげる場所がなかなか見つからないと思っている方も多いのではないでしょうか?
私も以前はそうでした。
今回は、これまで私が京都一人旅を重ねてようやくめぐり会った
お気に入りのくつろぎスポットの中から、特におすすめの庭園3か所をご紹介します。
・詩仙堂
・妙心寺 退蔵院
・無鄰菴
これからそれぞれのおすすめポイントをお伝えしていきますので、
ぜひ最後までご一読ください。
建物までのアプローチも楽しい詩仙堂
まず、なんといってもおすすめしたいのは、詩仙堂です。
お庭の良さはもちろんなのですが、
入り口から建物までの竹林の小道が特に好きです。
入り口の門を前にすると、奥に見える薄暗い小道が良い雰囲気を醸し出していて、
いつもワクワクしてきます。
行くたびに必ず写真を撮りたくなってしまうスポットです。
静かな小道をゆっくり歩いているうちに、
それまでの旅のなんとなくせわしない気持ちがしずまって、
自然とリラックスモードになっていきます。
小道を抜けて建物に入り縁側へ腰をおろすと風が吹き抜けてきて、
「はあ~」とため息が出るほど気持ちがいいです。
心の底からほぐれていくような気分になります。
目の前にはツツジの木が美しく刈り込まれた庭園。
春は一面鮮やかなピンク色に染まって特に迫力がありますが、どの季節も本当に良いです。
2月の何もない時期でさえ、雪解け水と鹿おどしの音がのどかで味がありました。
他のお客さんも皆同じようにゆったりと庭園や空を眺めていて、
静かだけれどもあたたかい感じがします。
水琴窟ははずせない妙心寺退蔵院
次におすすめしたいのは、妙心寺の塔頭寺院である退蔵院です。
私は水琴窟が大好きで、
初めてこのお庭に来た際に水琴窟を見つけたときは嬉しくて心躍りました。
それ以来、水琴窟がお目当てといっても過言ではなく、
訪れるたびに鳴らして、心ゆくまで音色を堪能してしまいます。
ひしゃくですくった水を石の集まりにかけるだけなのに、
地面の下に作られた空洞が中に落ちた水を響かせて、
毎回リズムも音程も変化する音色を奏でます。
澄んだ不思議な音色を静かなお庭の片隅で聞いていると、
だんだんに心が癒されていくのを感じます。
退蔵院にあるしだれ桜が有名なのですが、
桜の季節以外ではほとんど混雑しておらず、
自分のペースでのんびりできるのも良いところです。
少しだけ高低差をつけて作られたお庭は、
池を中心として丘のように広がっておりとてもきれいです。
知る人ぞ知る無鄰菴
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3つ目のおすすめ庭園は「無鄰菴」です。
難しい漢字ですが「むりんあん」と読みます。
訪れたとき、タクシーの運転手さんは名前だけでは分からず、
到着してからも受付で嬉しそうに
「どこでこのお庭を知りましたか?」と聞かれました。
ガイドブックにはよく載っているのですが、
実際に訪れる人はあまり多くないのかもしれません。
それだけに、とっておき感は抜群です。
ただ、あまり知られていないのはもったいないと思いました。
中に入って庭園を目にしたとたん、借景の山や木々や水の流れ、
何もかもが調和されていて完璧に美しく、思わず口から歓声がもれたくらいです。
ひと目で気に入ってしまいました。
一か所に立って全体がほぼ見渡せるくらいの程良い大きさなので、
のんびり歩いてまわるのにもちょうど良いです。
流れに置かれた飛び石を渡るのも楽しく、
どのポイントから見ても景色が絵になって、
考えて作られたお庭なんだなあとしみじみ感動しました。
まとめ
・詩仙堂は庭園だけでなく、入り口から建物までのアプローチも見どころ。
・春の詩仙堂は庭一面のツツジが見事。
・妙心寺退蔵院は水琴窟の音色が楽しめる。
・無鄰菴はあまり知られていないが、庭園が大変美しい。
誰もが知っているような有名な観光スポットも良いけれど、
せっかく京都で一人旅をするなら、
心からくつろぐことのできる静かな居場所を見つけたいですよね。
今回おすすめした情報が少しでもお役にたてればうれしいです。
ぜひ参考にしてみてください。
※現在は新型コロナウイルスの影響で、
各施設の公開方法が通常とは異なる可能性があります。訪れる際は事前にご確認ください。