ONE OK ROCKの魅力3点!!大ブレイクは必然だった!?
2017/09/02
スタジアムクラスのツアーに海外公演・・・リリース作品はチャートの上位と、快進撃を続ける若手ロックバンド、ONE OK ROCK。
「日本で今一番勢いのある若手バンドは?」と質問すれば、多くの人がこの「ONE OK ROCK」を挙げるのではないでしょうか。
実は筆者ONE OK ROCK(以下、ワンオク)がインディーズバンドとして、小さなライブハウスでプレイしていたときから、ライブへ足を運んだりCDを購入たりしていました。
そのため、現在の大ブレイクはなんだか寂しい気もする一方、「やっぱり大ブレイクするバンドだよね・・・」と実際に最初から見てきたからこそ、納得できる点も多くあります。
今回は、そんなワンオクが大ブレイクしたと魅力3点を、ご紹介します。
Contents
ワンオクとは??
本題に入る前に改めて、ワンオクについてのプロフィールを紹介いたします。以下は、公式HPのプロフィールの紹介になります。
2005年にバンド結成。エモ、ロックを軸にしたサウンドとアグレッシブなライブパフォーマンスが若い世代に支持されてきた。
「2007年にデビューして以来、全国ライブハウスツアーや各地夏フェスを中心に積極的にライブを行う。
2010年に日本武道館、2012年に横浜アリーナ2デイズ開催するも即日ソールドアウトする。
2013年は6枚目となるアルバム『人生×僕=』を発売し、全国6カ所11公演10万人を超えるアリーナツアーを開催する。
2014年には横浜スタジアム2日間、初の単独野外ライブで計6万人を動員する。
さらに2015年はアルバム『35xxxv』を発売し、全24公演26万人を動員のアリーナツアーを成功させた。
そして日本のみならず海外レーベルとの契約をし、アルバム発売を経てアメリカ、ヨーロッパ、アジアでのワールドツアーを成功させるなど世界基準のバンドになってきています。
ワンオクのブレイクが必然だったと考える魅力3点
〔その1〕コアな音楽ファンにも大衆リスナーにも対応できる柔軟性と野心!!
数年前まで、日本のバンドに顕著だったことがあります。
それは、大規模なライブなどといったマスアピールに対して、ネガティブであった点です。
例えば、現在活動休止中の人気バンドELLEGARDENが、幕張メッセでの公演を行った時、ボーカルの細美武士氏は公演の終盤にこう言いました。
「さあみんな、ライブハウスに帰ろう!」
日本のバンドはファンとの繋がり・ライブハウスの空気感などといった、「場」における仲間意識を重要視していました。
しかし、それが仇となり、閉鎖的なイメージが付き纏い、大衆(マス)から敬遠されてしまう部分がありました。
結果として、このワンオクやSEKAI NO OWARIが活躍する現在まで、国民的人気バンド不在の状態が、長く続くことになりました。
ワンオクは、そんな状態の中に突如現れた救世主のような存在でもあります。
実はワンオク、ボーカルのTAKAがジャニーズの人気グループNEWSに所属してましたし、RyotaとToruもアミューズの天才キッズダンスグループの一員として、活躍していました。
現在は、本格派バンドとして活躍していますが、その前から、それぞれがアイドルとして、10代のころからキャリアを築いています。
そしてこのキャリアは、彼らの本格派でありながら、大衆性を否定しないバランス感覚や、大規模会場での安定したパフォーマンス能力に繋がってると思っています。
また、海外進出に積極的な点も、「ビッグになりたい!!」という彼らの野心の表であるように思えます。
〔その2〕進化し続ける音楽性!!
ワンオクはインディーズ期からメジャーデビュー初期まで、今とは全く異なった音楽スタイルのバンドでした。
例えば、インディーズ作品「keep it real」や、メジャーデビュー作の「内秘心書」では、Toruのラップパートが大々的にフューチャーされています。
さらに、歌詞は大人への反抗や、同世代をを鼓舞するようなテーマが多かったです
その後にリリースされた作品も、ブラックミュージックを取り入れたグルーブ感あふれるナンバー、バラードと様々な曲調にチャレンジし、試行錯誤を重ねていました。
〔その3〕ボーカル TAKAの圧倒的な歌唱力!!
最後に挙げるのは、はやはりTAKAの歌の上手さです。
彼は、有名演歌歌手「森進一」と「森昌子」の息子としても知られています。
しかし、彼の歌の上手さには、「七光り」以上のものがあります。
NEWSの現メンバーの手越くん、増田くんのユニットで、歌に特化したユニットのテゴマスとジャニーズJr時代に、番組などで3人で歌ったりしていた時から、歌唱力が光っていました。
少しハスキーな歌声だけにスポットをあてると、父親譲りといえるかもしれませんが、彼のボーカルにはそれ以上の魅力があります。
それは、英語のクリアな発音を維持したまま、感情むき出しのエモーショナルでパワフルなボーカルスタイルです。これこそが、彼自身が磨き上げた、一番の武器であるように思います。
両親は日本の心を歌う演歌歌手。
しかし、彼は海外公演をを重ねながら、両親のそれとは対照的な、世界中のリスナーに訴えかけるボーカルスタイルを磨いていきました。
これこそが、決して七光りではない彼の最大の魅力となったのです。
筆者が考えるワンオクの今後
ワンオクロックは今後もコンスタントに活動を続けていくでしょう。そして、世界規模での人気もより広がっていくことになるでしょう。
現に、One directionの前座から大ブレイクし、全米No1バンドとなった 5 Second of Summerもフェイバリットバンドの一組にワンオクを挙げています。
ファンの心理としては、バンドが大きくなればなるほど寂しく感じてしまいます。しかし彼らは、世界で通用するポテンシャルを持ったバンドであることも、しっかり解っています。それならば彼らには彼らのやりたいように世界中で暴れてもらいましょう!そして、日本発の世界的大人気バンドとして名を馳せてもらいましょう!
まとめ
〔その1〕コアな音楽ファンにも大衆リスナーにも対応できる柔軟性と野心!!
彼らの強みの1点目に挙げたのは、各々が芸能界で長いキャリアを築いているからこそ身についている、コアなファンと大衆の両者にアピールできるバランス力です。
〔その2〕進化し続ける音楽性!!
また彼らは、様々な曲調の作品をリリースしながら、現在の音楽スタイルへとたどり着きました。この経験を元に、自分たちのスタイルと流行を上手にミックスできる力も身につけました。
〔その3〕ボーカル TAKAの圧倒的な歌唱力!!
最後にボーカルのTAKAは、有名歌手の血筋を持ちながら、それに甘んじることなく世界を相手に歌唱力を磨いていきました。その結果、ネイティブな発音を崩さずに、むき出しの感情を表現できる素晴らしい歌唱力を身につけました。
この3点の魅力を武器に、彼らは今後も快進撃を続けていくでしょう!!