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お歳暮のマナー。意外と知らない上司などへの贈り方9選!

      2017/09/02

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お中元も送ったし、ひと安心…なんてわけにはいかないですよね。

今度は「お歳暮」がまっています。

マナーといっても贈る時期や、品物、渡し方など色々ありますね。

友人や身内でない以上、「これでいっか?」「適当に渡せばいっか?」なんてできませんよね。

今回はお歳暮を上司に送る時のマナーをまとめさせていただきました!

 

 

お歳暮を贈る時期は?

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お中元同様、贈る時期があります。

これは地方や会社によって異なりますので、目安程度に覚えておいてください。

だいたい12月初旬から12月20日までぐらいです。

今だと大きな百貨店などでお歳暮フェアのようなものも催されますので、わかりやすいですね!

 

お歳暮を送る時期は前倒しの傾向が高くなり、11月末から贈り始める事も少なくありません。

お正月を迎える事、始めの日から贈る風習がありますので、地方(関西地方など)によっては、12月13日から贈り始める所もあります。

 

忙しい年末は避け、できる限り仕事納め前の25日までに贈るようにしましょう。

 

また、贈る時期を過ぎてしまい年明けを迎えてしまった時は、1月7日までなら「御年賀」として、その後は「寒中見舞い」として贈ります。

 

去年贈ったけど今年も贈るべき?

 

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お歳暮やお中元のどちらか一方を贈る場合は、一年分の感謝の気持ちを表すお歳暮を贈るのが一般的となっています。

 

習慣性が強いので、「今年贈ったし来年は贈らない」とはできません。

逆に「今年お世話になったから、なにか贈りたい」と思ったときには「お礼」として贈りましょう。

 

身内なんかなら、今年はいいか。なんてできるかもしれませんね。

我が家は身内に贈るお歳暮・お中元はそんな感じです。

去年こなかったから、贈らない。と話しているのをよく聞きます。

しかし上司に対してはそうはいきません。

これは必ず覚えておいていいでしょう。

じゃあ、上司からきたときはどうしたらいいのか。

それを見てみましょう!

 

お歳暮が届いた。お返しは必要?

 

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基本的にはお中元・お歳暮ともに、お返しの必要はありません。

ですが、お礼状を書くのが一般的です。

 

お返しをする時は、贈答品をいただいてから少し時間をあけて贈りましょう。

お歳暮の場合は「御年賀」や「寒中見舞い」で贈ることになりますね!

 

品物は、いただいたものと同じものでも構いません。

ですが値段はいただいた品物の半額に留める「半返し」が無難です。

つまり、「いただきものよりも、やや安価」くらいが、相手にも負担を感じさせないでしょう。

人によっては同額程度の贈答品を贈る場合もあります。

 

 

なぜ、いただきものよりも高価なものはダメなのか。

それは、明らかに高額なものを贈った場合「次回から贈り物は結構です」という意味を含ませてしまう可能性があります。

よかれ、と思ってやった事が裏目に出てしまう…といった感じでしょうか?

 

宛名はどうすればいい?

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取引先の会社に贈る場合、贈り先が「会社」なのか支店、部署、個人なのかによって、宛先の名前が変わります。

 

取引先の会社の中でも、特に特定の方のお世話になっている方に贈る場合は「担当社名」。

それ以外の場合は「会社名」「支店名」「部署名」となります。

 

・会社に贈る場合は宛名は「取引先の社長」

・支店に贈る場合は宛名は「支店長名」

・部署に贈る場合は宛名は「部署長名」

で贈るのが一般的です。

 

選び方はある?

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贈り物で迷うのが品物。

果たして何を贈ったらいいのか、迷う方も多いと思います。

私も、あれかな?これかな?と…贈り物ではよく迷うタイプです。

 

会社宛に贈るならば、職場で分けられたり、使えたりするギフトが喜ばれます。

例えば…個包装のお菓子や缶ジュース、コーヒー、お茶などがあげられますね。

 

できれば、冷蔵庫にいれる必要がなく、日持ちするものを選びましょう。

切って取り分ける必要のあるホールケーキ、果物などは避けましょう。

 

また、食品を取り扱う会社に贈る場合は競合している会社の商品を贈らないように注意しましょう!

ライバル会社の品物を贈らないようお気をつけください!

 

個人宛に贈る場合は、贈り先の家族構成や好みを考えましょう!

甘いものが苦手な方なのにお菓子。

コーヒーが苦手な方なのにコーヒー。

こう書き出してみて、ふと「嫌がらせか?」と思ってしまいました…。

 

仕事や人柄、いただきものが多いと思われる相手に贈る場合は、かさばらず、何にでも使える商品券やギフト券などを贈る手もあります!

ただし、上司や目上の人には避けた方が良いでしょう。

 

値段相場はある?

 

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お世話になっている程度や、相手によって異なります。

高すぎても安すぎても失礼になってしまいますので気を付けましょう。

 

上司、取引先、お客様へは¥3,000~¥5,000前後。

特別にお世話になっている方へは¥5,000~¥10,000程度。

となっております。

 

また、贈る人の年齢層によっても金額は前後します。

20~30代の若い人ならば¥3,000前後。

40代ですと¥5,000~6,500が目安です。

 

お歳暮は「1年間お世話になった感謝の意を表す」という意味があります。

なので、お中元よりも若干高めの贈答品を贈る事が多いです。

 

なお、前年よりも安いものを贈るのは失礼に当たります。

身の丈に合わない金額の贈り物はやめておきましょう。

 

 

渡し方、贈り方はある?

 

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取引先やお客様へは会社から贈る場合も多いので、品物・金額は上司などと相談して決めましょう。

 

会社によっては「儀礼廃止」で贈答が禁止されている所もあります。

(お相手の職業によっては、お中元・お歳暮問わずに「賄賂」とみられてしまう方もいらっしゃいます。)

逆に、企業の分かによっては、上司にお歳暮を贈るのが慣例になっている場合もあります。

上司・取引先・お客様へ個人的に贈りたい場合は、会社の規定を確認してから贈っても差し支えないかを判断しましょう。

また、上司に贈りたい場合は、職場の同僚・先輩に聞いておきある程度リサーチして決めてもいいでしょう。

 

儀礼廃止…気持ちのこもっていない、形式上のやり取りを禁止する事。

 

基本的に12月に入ってから会う機会があれば、手渡しするのが良いですが、難しい場合は配送でも大丈夫です。

最近は「業務の差し支えがないように」と宅配便で贈る事が多くなっています。

その際には、送り状を同封するか、品物が届く前に出すようにしましょう。

 

持参する場合、紙袋から贈答品を取り出して、風呂敷に包み直すのが正式なマナーです。

ですが、最近は風呂敷を使う機会も少なくなっていますので、マナーに厳しい相手はともかく、紙袋で持参しても特に非難されることはありません。

相手に渡す時に、紙袋に入れたまま渡しがちですが…紙袋から取り出し、相手に表書きが読めるように向きを直してから両手を添えてお渡ししましょう。

 

なお、持参する場合でも、宅配便で送る場合でも相手の都合を事前にうかがってから、時間を合わせるようにしましょう。

送り状を添えると、印象がよくなりますよ!

 

送り状の書き方を3パターンあげさせていただきます!

 

改まった相手へ

 

拝啓 年の瀬もいよいよ押し詰まり、何かとご多忙の日々をお過ごしのことと存じます。

日頃は、公私に亘り多大なるご配慮にあずかり、心より御礼申し上げます。

つきましては、本年の言葉に尽くせぬ感謝の気持ちを込めまして、心ばかりの品を別便にてお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸甚に存じます。

ご家族の皆様おそろいで幸多き新年を迎えられますようお祈り申し上げますとともに、来年も変わらぬご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

略儀ながら、書中をもちまして歳末のご挨拶申し上げます。 敬具

 

平成○年○月○日

 

 

 

親しい相手へ

○○様

師走を迎え、何かと気忙しい毎日ですが、ご家族の皆様にはお変わりございませんか。

おかげ様で、こちらも一同、無事に暮らしております。

本日は、日頃の御礼と歳末のご挨拶代わりに、○○を別便にてお送りしました。心ばかりの品物ではございますが、ご笑納いただければ幸いです。

寒い日が続きますが、どうかお身体を大切に、皆様おそろいで輝かしい新年をお迎えください。

右、まずは歳末のご挨拶まで。

○○(署名)

 

平成○年○月○日

 

ビジネス用

謹啓 師走の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

平素は、格段のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

この一年、無事に事業を展開させることができましたのも、ひとえに、貴社をはじめ、皆様方のご支援ご助力の賜物と存じ、深く感謝いたしております。

つきましては、本年、多大なるご厚誼ご鞭撻を賜りました御礼と、歳末のご挨拶を兼ねまして、ささやかな品をお送りいたしました。

本来ならば、直接お伺いしてご挨拶申し上げるべきところ、誠に失礼とは存じますが、ご受納下さいますれば幸いに存じます。

年末ご多忙の折、皆様には何卒ご自愛の上、幸多き新年を迎えられますよう祈念いたしております。

来年も、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。 謹白

 

平成○年○月○日

 

 

上司へは改まった相手へのパターンがよさそうですね!

また、同僚や友人などへは親しい相手へのパターンがよさそうですね。

ご参考まてまに…。

 

届いたときはどうすれば?

 

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取引先からお中元やお歳暮をいただいた時は、まず上司に贈答品が届いた旨と贈り先を報告しましょう。

 

「儀礼廃止」などの規則で贈答品の受け取りが禁止されている場合がありますので、その際は自社の規則に従って対応する事が必要となります。

 

お礼状を書きましょう。

 

お礼状は「届きました」「ありがとうございます」の報告も兼ねていますので、できるだけ早く送ることが大切です。

 

会社宛ての場合は、お礼状の手配を自分でするかどうかは、会社によって異なります。

会社ではなく、個人宛てで受け取った場合は、自分の名前でお礼状を書きましょう。

手紙や葉書の場合は2~3日以内に書いて送るようにしましょう。

ですが、今は葉書や手紙よりも、メールの方のやり取りが多いですよね。

メールの場合は、当日か翌日までには出したいところです。

 

お礼状ではなく電話でもいいの?なんて声も聞こえそうですね。

しかし、電話で済ませられるのは、家族・親戚・友人などの親しい人に限られます。
 

 

お断りしたい場合はどうしたらいい?

 

「毎年取引先の方からいただいているけど、相手の負担を考えてお断りしたい」といった場合は、贈答品を受け取ってから「断り状」を書きましょう。

 

贈られた品物と同じ金額か、2倍程度の贈答品をお礼状とともに「お歳暮」の表書きで贈ります。

 

お礼状には「今度はお気遣いなさいませんように」など、明確に断りの文面をいれることで、「次回からは結構です」という意思表示がわかります。

 

また、会社の規定で贈答が禁止されていたり、政治家・公務員・学校教諭など、仕事上受け取れなかったりする場合があります。

配達で届けられた場合は「受け取り拒否」をすればいいのでしょうけれど、相手に不快感を与えてしまいますよね。

 

なので、避けるためにも一筆や断り状を添えて返送しましょう。

 

勿論、贈答品は開封せずに断り状を置き、包装紙を重ねて包みます。

宛名は会社名や部署名、自分宛てに届いた場合は自分の名前を書きましょう。

 

また、一筆や断り状の書き方の一例をあげさせていただきます。

 

一筆の例文

申し訳ありません。

せっかくのお心遣いですが、弊社の規定により贈り物はお受けできません。

 

断り状の例文


拝啓 寒冷の頃、貴社におかれましては、ますますご清祥でご活躍のことと存じます。

この度は、、お歳暮の品を確かに拝受いたしました。

お心遣い誠にありがたく存じますが、実を申しますと、弊社ではお取引様からのご贈答は辞退させていただいております。

 

贈りいただきました品はお気持ちだけ頂戴しまして、はなはだ失礼とは存じますが、別便にてご返送させていただきました。

誠に勝手なことでありますが、あしからずご了承ください。

 

こちらの都合ばかりで心苦しいのですが、どうか今後はお気遣いなさいませんよう、何卒ご理解のほど宜しくお願いします。

 

最後になりましたが、貴社一層のご隆盛と皆様のご活躍をお祈りしまして、お礼とお願いを申し上げます。

 

敬具

 

まとめ

 

お歳暮のマナー。上司などへの贈り方9選!をお伝えいたしました。

これから年の瀬に向けて、何かと忙しくなります。

こういった、お中元・お歳暮が慣例となっている会社だと忘れる訳にはいきません。

また、自分が贈らなくてもいただいた場合の正しい対応を覚えておくと、相手からの心象もよくなりますね!

 

1・贈る時期は12月初旬から、12月20日ごろまで。地域差があるので注意!

2・習慣性が強いので、去年贈ったから今年は贈らない。とはできません。

3・いただいた場合、お返しは特に必要ありませんが、お礼状を書きましょう。

お返しをする場合は、半額程度のものにしましょう。

4・贈る際の宛名は、特定の方のお世話になっている方に贈る場合は「担当社名」になります。

それ以外の場合は「会社名」「支店名」「部署名」となります。

5・会社に贈るのであればライバル会社のものはNG、冷蔵庫にいれなくても日持ちする、わけられるものがベスト。

個人に贈る際は、好みや家族構成を考えて!

6・値段相場は上司へ贈る場合は¥5,000ぐらいが目安。前年よりも安いものはNG。

7・渡し方は、持参する場合は紙袋から出して、表書きが相手から読めるようにして両手を添えて。

宅配便の場合は、送り状を同封するか、品物が届く前に出しましょう。

8・届いた時は、お礼状を書きましょう。手紙や葉書は2〜3日、メールは当時〜夕方までに。電話はNG。

9・お断りする時は、同額程度か2倍程度の品と共に断り状を送りましょう。

 

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