日本酒好きなら行ってみて! 日本酒条例サミットin京都が楽しい♪
2020/07/15
日本各地のお酒が飲みまくれる、日本酒条例サミットin京都って、ご存知ですか?
「日本酒条例」を推進している京都で毎年行われている、日本酒と京都の伝統産業品の祭典です。
有名な蔵元が多いことで知られている京都、のみならず、日本各地の蔵元がブースを出し、おいしいお酒を何種類も楽しめるというイベントなのです!
お酒が大好きな私、これはいかないわけにはいきません。
「日本酒条例」というのは、「乾杯条例」の一種です。
「京都市清酒の普及の促進に関する条例」が2013年に京都で制定され、その後各地へ広がっていきました。名称は法律っぽくて難しいのですが、要は「最初の乾杯、一番最初のお酒はぜひ日本酒で」ってこと。
Contents
日本酒条例が生まれた理由
日本酒条例が制定された背景には、「日本酒の消費量が減ってきた」ことがあります。
乾杯はビールだし、クリスマスはワインだし、他にも日本酒以外のお酒がブームになったり。
日本酒ってお正月やお花見で年配の人としか飲むくらいしか機会がない、なんだか若者向けじゃないお酒というイメージもありました。
そうなると、食事もビールやワインが似合うものにシフトしていきますし、京都の蔵元も廃れてしまいます。2013年当時、和食を世界遺産に登録したい、と盛り上がっていたこともあったでしょう。(世界遺産に登録されたのは2013年12月)
日本酒、そしてそれに似合う和食を大勢の人に楽しんでもらうために、そして京都らしい文化として受け継いでいくために制定されたのが、日本酒条例なのです。
2016年のサミットに参加しました!
難しい能書きはこれまでにして。
いざ、行ってきました、日本酒条例サミット2016!
今年はなんと、市役所前広場で開催されました。官民協力して推進しているのを感じますね。
会場へ着くと、ずらりと白テントが並んでいます。
ブースを出している蔵元は、黄桜や月桂冠という京都を代表する蔵元はもちろん、東北から九州の蔵元がずらりと101軒。今年初参加の蔵元も多く、よくもこれだけ集まったものです。
初出店の中には宮城や福島の蔵元も多く、ここまで復興なさったんだなぁ、、、とちょっとしみじみしちゃいました。
そしてひしめき合うような人、人、人……小雨模様だというのにすごい人だかりです。大人気イベントなのですよ!
お酒の買い方
お酒を飲むには、まず10枚つづり1000円のお酒券を購入します。(前売り券は1500円で20枚つづりを購入できました)
このイベントのために特別に作られたおちょこが付いた前売りプレミアムチケット(チケット20枚とおちょこで3500円)もありました。しかしイベント数週間前に売り切れてました(^^; どんだけ人気なんでしょう。
それをブースに持っていくと、2枚から5枚で日本酒一杯(60mlのプラカップ)と交換してもらえます。チケットについていたおちょこだと、もう少し多く入れてもらえてました。
通常の小売店には出回らないようなお酒も多くあって、目移りしまくり。一部は販売もされてました。
私も、京都のお酒、宮城のお酒、長崎のお酒といただいて、南北の日本酒の違いを楽しませてもらいました。
特別なお酒、お肴
ちなみに私の一番のお目当ては、「地下鉄に乗るっ」という、京都市営地下鉄の応援コンテンツのキャラクターと京都の蔵元がコラボしたお酒。
「地下鉄に乗るっ」には日本酒が好きという女性も出てくるのですが、彼女のイメージで蔵元が特別にお酒を造ったものが、この日、先行発売されたのです。
瓶やラベルに彼女のイラストが印刷されていたり、彼女に声を当てている声優さんも応援に来られたこともあって、飛ぶように売れてました。12時に買いに行ったのに、最初の入荷分が売り切れて追加を取りに行っていた蔵元があったくらい。
そういう、特別なお酒も楽しめちゃったりするんです。
そして、おいしいお酒と言えば、おいしい肴も必要ですよね~
食べ物屋のブース
食べ物屋さんブースももちろんありました。
京都でチェーンと言えば有名なのが、餃子の王将。
そして、最近焼肉屋さんでどんどん店舗を増やしている、京の焼肉処 弘。他にもお漬物屋・川勝総本家や花街の食事処ごはんや蜃氣楼、そして京都の繁華街で日本酒をはしごしてもらおうという団体「京都日本酒ドロップキック」に参加しているお店んまい、SOU、Ken蔵というラインナップ。
一言でいうと、おいしいお店ばっかりです。そりゃ、お客さんも多いわけです~
庁舎前にはステージも作られて、いろんな日本酒が紹介されたり、日本各地の民謡が演奏されたり。
私的には津軽三味線がよかったです♪「地下鉄に乗るっ」のPRタイムもありました♪
まとめ
- 日本酒条例サミットとは?要は「最初の乾杯、一番最初のお酒はぜひ日本酒で」
- 日本酒条例サミットができた理由は日本酒の消費量が減ってきたから
- 2016年のサミットは、初出店の中には宮城や福島の蔵元もいてめちゃちゃ楽しいイベント
2016年のサミットでは、みなさん、ステージを楽しみながらわいわいと飲んだり食べたりされてました。お座敷に座ってのんびりくつろぎながらいただく、というイベントではないのですが、時には広々とした野外で楽しく日本酒もいいですよ。
京都の秋を彩る日本酒の祭典、来年はぜひ参加してみてくださいね!