声優志望者ならこれを見よ! 声優専門学校の講師オススメアニメ!〜愛すべきクソアニメ編〜
声優志望者の皆さん!突然ですが声優になるための絶対条件とはなんでしょう?
誰もが聞き惚れてしまうようないい声?
違います。
じゃあ、歌が歌えること?
それに越したことはないでしょう。でも、違います。
やっぱり今の時代はルックスも…?
違います。
例えば石田彰さんは歌は歌いませんし、
東山奈央さんはお世辞にも顔が可愛いとは言えません。
他にも多くの声優さんがいらっしゃいますが得手不得手はあれど、
絶対条件と呼べるものはひとつしかありません。
それは…
“いい芝居ができる”ということです!!
これは現場によく出る声優のほとんどの方に共通していることです。
所詮、顔や歌のうまさなどは追加オプションでしかないのです。
前置きが長くなりましたが、今回は声優系の専門学校で講師経験がある私が、
お芝居の勉強になるアニメを紹介していこうと思います。
ポプテピピック
声優志望にオススメのアニメ、最初の作品は『ポプテピピック』です!笑
「いきなりこれか〜!」とか「ネタ枠だろwwww」と思われる方もいるかもしれません。
しかしこれ。ガチです。
わからない方のためにざっくりいうと、
『漫画ライフWIN』という雑誌で掲載されていたギャグ漫画で、キャッチコピーは『とびっきりのクソ4コマ!!』という中々ぶっ飛んだキャッチコピー。
さてアニメはどれぐらいクソかと言うと…
アニメの前半・後半がほぼ同じというクソっぷり笑
が!!
注目すべきはそこなんです!
なんとポプテピピックは1話の中で同じ話を二度放送し、
声優のキャスティングを変えるというもの!!
大御所大塚芳忠さんや三ツ矢雄二さんらから
若手の蒼井翔太さんなど、幅広い声優陣のラインナップです。
これにより同じ役でもキャストが変わることにより全然変わるということ、
やはり大御所さんのお芝居は個性が強く大きく見えるのに対して
若手はサイズ感が小さく見えるなど、声優の偉大さを世に知らしめた革新的クソアニメなのです!!!!!!
失礼、少し熱くなってしまいました。
とはいえ、引き合いに出しましたが若手陣が決して下手なわけではありません(例外もいますが…)
それだけ大御所さんは経験値が違うということです。
アフレコの真髄
いいお芝居の絶対条件は言わずもがな、
『会話力』です。例えば喋りかけている対象への距離感だったり、
相手の言葉を受けてどういう心情でセリフを返しているか、などですね。
これに関してはやはりプロ。若手・中堅・ベテラン問わずみんな上手です。
しかし、「アドリブ力」においては、若手〜ベテランでは大きな差があると思います。
例えば色々なアニメで戦闘シーンなどあると思いますが
戦闘中「でやぁっ!」といいながら攻撃を受けているシーンなどあると思いますが、あれもほとんどがアドリブです。
その他、このアニメで例えると第10話の『銀座ホステス探偵』のタイトルコール前の
「気持ち悪いっていった?」「言ってない(´д` ;)」というところなどですね。
他にもこの作品はたくさんのアドリブがあるのですがあえて
10話を抜粋したのは私がこの話が一番好きだったからです。笑
なんと言っても高木渉さんと小山力也さんのコナンコンビが最高で、
特に高木さんのふざけているんだけどベースとなる演技力がしっかりしてるからそれでもお芝居が成立するっていう…
失礼。またしても熱くなってしまいました。
このように若手・ベテラン問わずたくさんのアドリブが見られるのはこのアニメの魅力と言えるでしょう。
今回のまとめ
声優志望者に最もおすすめしたいアニメ。
今回はポプテピピックを選ばせていただきました。
やはり声優を目指す上で最も重要になってくるのは『演技力』。
このアニメを最もおすすめしたかった理由はなんと言っても両面ほぼ同じ内容で声優を変えてやるので様々な演技パターンが見れること。
そしてそれにより豊富なアドリブが見られる事ですね。お芝居的な側面で見ると、
それら全てを役者さんごとに比較してお芝居を分析できる点も魅力的ですね。
お芝居的な観点を除いても多くの魅力が詰まったヒット作!
声優志望の皆様、この記事で興味を持った方はぜひ、見てみてくださいね!