円高、円安ってなんなの?押さえどころ5ポイント!
2017/09/03
円高、円安は日本の経済に大きく関わっています。
諸外国との輸出入にも大きく関わっており、経済の流れも変わってきます。
最近のイギリスのEU離脱の時には、$1=¥100を越える円高となりましたね。
じゃあ、円高の時と円安の時とどちらがいいの?
そもそも、円高円安ってなんなの?
なんかメリット・デメリットはあるの?
という方、沢山いらっしゃると思います。
Contents
円高、円安の状態を理解しよう!
為替相場で前日$1=¥100。
本日$1=¥90になったとしましょう。
さて。これは円安と円高のどちらでしょう?
わからない人は円をドルに両替して考えてみましょう!
今、手元に¥9,000あるとしましょう。
$1=¥100ならば、¥9,000÷¥100=$90
$1=¥90ならば、¥9,000÷¥90=$100
と両替することになりますね!
¥→$に多く交換できたのは、$1=¥90の時なので円高となります。
「円の価値があがった」ので円高、ということですね。
では、$1=¥120で考えてみましょう。
¥9,000÷¥120=$75
となりますので、円安となります。
「円の価値がさがった」ので円安、ということになります。
つまり
・円高とは、「円の価値」が「他国の通過」より「上がる」こと
・円安とは、「円の価値」が「他国の通過」より「下がる」こと
となりますね。
$1あたりが高い方が円高ではないということですね!
円高のメリットは?
簡単に言うと、海外のものをお得に購入できます。
つまり、円を外貨に変える場合より多く換金できるため、輸入に有利になります。
例えば、購入したいブランド品が$100だったとします。
$1=¥100ならば、$100×¥100=¥10,000
$1=¥90ならば、$100×¥90=¥9,000
と、何円必要なのか計算できます。
同じブランド品を購入する場合、$1=¥90の方がお得ですね!
よって、海外旅行に行かれる方や海外製品を購入される方は「円高」の方が安く買えるので、円高になると喜びます。
海外旅行時の両替も円高の方が多く外貨と交換できるため、嬉しいですね!
また、わざわざ海外に行かなくても、電力やガソリンなどの輸入原材料から作られた製品・輸入品などが安く購入できます。
スーパーやデパートで輸入品の「円高還元セール」が行われたりしていますが、いい例ですね!
円高のデメリットは?
デメリットは、輸出で不利になることです。
海外からすると、円が高いと日本のものを買うときに多くお金を必要とするためです。
つまり、景気が悪くなります。
私たちも、買い物をするときになるべく安く買いたいですものね…。
また、海外の通貨で商売をするときや、海外で物を売り外貨を手に入れて日本に帰国する場合、円が高いと儲けが減ってしまいます。
金利が良いから…と、外貨貯金をしている方の場合も損をする事になります。
勿論その外貨は日本円に両替しないと使用できません。
なので、円高の状態ですと「沢山の外貨を持っていても、少ない日本円にしかならない」という事です。
そして、外国人旅行客が減ってしまいます。
自国の通貨を沢山持ってきても、少しの日本円にしかなりませんので旅行が辛くなります。
外国人旅行客を見込んでいる観光地にも一大問題ですね。
更に、工場を海外に移転させる企業が増えるため雇用が減ります。
株価も、景気の悪化を懸念して下落傾向となります。
円安のメリットは?
簡単に言うと、海外のものをお得に購入できます。
つまり、円を外貨に変える場合より多く換金できるため、輸入に有利になります。
例えば、購入したいブランド品が$100だったとします。
$1=¥100ならば、$100×¥100=¥10,000
$1=¥90ならば、$100×¥90=¥9,000
と、何円必要なのか計算できます。
同じブランド品を購入する場合、$1=¥90の方がお得ですね!
よって、海外旅行に行かれる方や海外製品を購入される方は「円高」の方が安く買えるので、円高になると喜びます。
海外旅行時の両替も円高の方が多く外貨と交換できるため、嬉しいですね!
また、わざわざ海外に行かなくても、電力やガソリンなどの輸入原材料から作られた製品・輸入品などが安く購入できます。
スーパーやデパートで輸入品の「円高還元セール」が行われたりしていますが、いい例ですね!
円高のデメリットは?
デメリットは、輸出で不利になることです。
海外からすると、円が高いと日本のものを買うときに多くお金を必要とするためです。
つまり、景気が悪くなります。
私たちも、買い物をするときになるべく安く買いたいですものね…。
また、海外の通貨で商売をするときや、海外で物を売り外貨を手に入れて日本に帰国する場合、円が高いと儲けが減ってしまいます。
金利が良いから…と、外貨貯金をしている方の場合も損をする事になります。
勿論その外貨は日本円に両替しないと使用できません。
なので、円高の状態ですと「沢山の外貨を持っていても、少ない日本円にしかならない」という事です。
そして、外国人旅行客が減ってしまいます。
自国の通貨を沢山持ってきても、少しの日本円にしかなりませんので旅行が辛くなります。
外国人旅行客を見込んでいる観光地にも一大問題ですね。
更に、工場を海外に移転させる企業が増えるため雇用が減ります。
株価も、景気の悪化を懸念して下落傾向となります。
円安のメリットは?
簡単に言うと、輸出に有利になります。
海外に物を売りやすくなる、また外貨を円に変える場合より多く換金できますので、輸出企業の利益が大きくなります。
例えば、¥2,700,000(270万)の自動車を輸出した場合で考えてみましょう。
$1=¥90ならば、¥2,700,000÷¥90=$30,000
$1=¥100ならば、¥2,700,000÷¥100=$27,000
となりますので、円安状態の方が海外の人は安く購入できますね!
日本製は品質がよく、輸出産業が強い国です。
上記のように円安により、海外で物が売れるようになり業績が上がる企業も多くなります。
つまり、業績がよくなる企業が多くなると景気も上向きに向かいやすく「株価」があがりやすくなります。
業績が上がる→雇用が増える→従業員の給与があがる
としていくと更に景気は好転、株価もあがりやすくなります。
また、FXをやっている人には嬉しい状態です。
円安になればなるほど、利益を出せるからです。
勿論、必ず円安になる!と断言できないため円安の株価上昇のデメリットが消せるとも言い切れません。
円安だから、とFXを始めると円高になってしまい投資金を失う事もあります。
円安のデメリットは?
海外から購入する際に、多く円を払わなければいけない…つまり輸入で不利という点です。
特に影響を受けやすいのは「ガソリン」ですね。
仕入価格もあがるので、販売額も当然あがります。
電気代、ガス代、オリーブオイルやバターなど生活にかかせないものの価格が上がってしまいます。
生活が苦しくなるので、旦那さまのお小遣いも少なくせざるを得なくなります。
また、給与など賃金が上がらないで物価のみあがっていく状況になると、円安はただの物価上昇となり家庭圧迫の要因ともなります。
販売額の値上げにも限界がありますので
物価が上昇→販売額の値上げ→利益が出なければ最後の手段「リストラ」
と、なってしまうと踏んだり蹴ったり…泣きっ面に蜂…。
円安になればなるほど、失業者が増えてしまうということですね。
円高の恩恵を受けていた企業(外国産牛肉を使用している牛丼チェーンなど)も業績は厳しくなります。
勿論、海外旅行などで両替する時も当然資金が減ります。
円高、円安ってなんなの?押さえどころ5ポイントをお伝えいたしました!
円高だから良い、円安だから良い、どちらとも言い切れないのです。
我が家は車移動がメインなため、一時期ガソリンが値上がりした時(円安)はどうしてもかさんでしまい困りました。
また、バターやオリーブオイルが値上がりしてしまい、食費もかさみました。
そして円高還元セール。
私自身は海外ブランドに限らず、ブランドに興味がないのですが…大好きな友人は喜んでいました。
○○のバッグがこれだけお得だったの!買っちゃった!といい笑顔で見せられた事を覚えています。
まとめ
どちらにもメリット・デメリットがあるので、交互に来ると良いですね!
海外旅行などのお役に立てましたら幸いです。
1・円高とは、「円の価値」が「他国の通過」より「上がる」ことで、円安とは、「円の価値」が「他国の通過」より「下がる」こと。
2・円高のメリットは海外製品をお得に購入でき、円→外貨への両替が多くできること。
3・円高のデメリットは輸出に不利になり、工場を海外に移転する企業が増え雇用が減ること。
4円安のメリットは輸出に有利になり、外貨→円への両替が多くできること。
5・円安のデメリットは海外製品の価格があがり、ひどい場合はリストラもあり得ること。