宇野昌磨選手の魅力をご紹介！4回転アクセルも夢じゃない！？
2017/09/03
男子フィギュアスケートが注目されるようになってずいぶん経ちました。
私が学生の頃は、ある男子スケート選手がインタビューで
「女子フィギュアが終わると帰っちゃうお客さんが多いんですけど、
男子も是非みていってください」
と少し苦笑いで答えていましたから、その頃に比べると
注目度、話題性が今は全然違います。
そうやって注目されることで業界全体が活性化して
どんどんレベルアップして行くのはどのスポーツも共通ですから、
今後ますます活躍して話題に事欠かなくなっていってほしいですね。
さて、そんな男子フィギュアスケート界の期待の星として
注目されているのが現在18歳の宇野昌磨選手です。
主な成績
まずは宇野昌磨選手を簡単にご紹介しましよう。
1997年12月17日生まれの18歳で、愛知県出身です。
スケートを始めたきっかけはなんと小さい時に遊びにいったスケート場で
浅田真央選手に声をかけて貰ったのがきっかけなのだそうです。
愛知県はややマイナーなスポーツにも力を入れている有名な県なのですが、
浅田真央選手との出会いも含め、育った環境も才能の１つなのかもしれません。
その後、数多くの大会で好成績を残し特に
JGPファイナル・世界ジュニア選手権で見事優勝を果たします。
しかもただの優勝ではなく世界歴代最高得点を更新する
文句なしの優勝で、羽生結弦選手以来の日本人男子3人目の快挙です。
現在世界最高峰にいる羽生選手と同じ道を当時の羽生選手よりも
少し早足で歩んでいるわけですから、まわりから期待されてしまうのも
当然と言えるでしょう。
技術面での魅力
宇野昌磨選手が注目されるのはジュニアで実績を残したから
だけではありません。
宇野選手だけが持つ武器があるのです。
それが4回転フリップです。
ジャンプには難易度の高い順に
アクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループ
とあるのですが、この世界で3番目に難しいジャンプを、
すでに成功させているのです。
しかも、世界初の成功です。
いやいや、末恐ろしいですね。
後から聞いた話では成功確率は50％と言う事らしいので、
それでも果敢に飛ぶ勇気、そして成功させる本番の強さが
彼の魅力なんでしょう。
今後は成功率を上げるとともにさらなる飛躍として、
未だ誰も成し遂げたことがない4回転アクセルの成功にも期待したくなります。
スタンスの魅力
最後は私個人の見解ですが、宇野選手のフィギュアスケートに対する
スタンスが好きなのでそちらのご紹介をしたいと思います。
宇野選手へのインタビューを見ていると特定の誰かを
ライバル視するわけでなく、理想の自分像になるために
フィギュアをやっているように感じるのです。
「みんなの記憶に残る演技をしたい」
とか
「表彰台に立ちたい」
とかですね。
なので宇野選手の憧れは高橋大輔選手ですが、あくまで憧れであり、
真似ているところはありません。
人は人、自分は自分と言う考え方なのでしょうね。
これが良くも悪くも人に勝てとはあまり教わらないで育った今時の子の
感覚なのかもしれません。
この考え方は何かと言えば「喝！」を入れたがる年代の方には
なかなか理解されないことが多いため、結果が悪い時には
「闘争心が足りない」
と言われてしまいがちですが、私はどんな時でも着実に前に進む
スタンスだと思いますので、このままであり続けてほしいと思っています。
身長159cmの小さな体に大きな可能性と期待を秘めた宇野昌磨選手に
今後も要注目ですね。
まとめ
主な成績
世界ジュニア選手権 優勝
技術面
4回転フィリップ 世界初の成功
スタンス
ライバルよりも自分自身の理想像を求めるスタンス
