夜中の地震は、昼間とは違う怖さがあります。
暗闇・静けさ・一人きりの状況……そんな中で突然襲ってくる揺れに、どう行動すればいいのか不安になりますよね。
この章では、夜間ならではの地震対策と、安全を守るための行動ルールを、実体験も交えて詳しくお届けします。
Contents
なぜ「夜中の地震対策」が大事なのか
地震は昼夜問わず発生しますが、夜中は特に危険度が高いとされています。
- 視界が悪く、避難行動が遅れる
- 寝ている状態からの反応になるため、判断力が鈍る
- 情報が入らず、不安や混乱が大きくなる
だからこそ、「夜の地震に強くなる」準備がとても大切なんです。
① ベッドの周りを事前に安全ゾーンにしておく
真夜中に揺れで飛び起きたとき、最初に踏む床が危険だとケガの原因に。
割れたガラスや落下物を踏まないためにも、防災スリッパを枕元に用意しておきましょう。
寝起きですぐ履ける位置に置いておくだけで、安心感がまったく違います。
② 視力が悪い人は「見える準備」が命を守る
私自身、今回の地震で一番パニックになったのがここでした。
夜中、コンタクトを外していたので、“何が落ちたのか”も“どこが危ないのか”も全く見えない。
それだけで、不安が何倍にも膨れ上がってしまったんです。
メガネを常用している人なら問題ないかもしれませんが、私のように「コンタクトが基本」の人は要注意。
いざという時のために、次の準備をおすすめします。
- 古いメガネでもOK。ベッドの横に置いておく
- 使い捨てコンタクトを1セット、枕元に保管
この2つだけで、“見えない不安”がぐっと減ります。
視界が確保できるだけで、冷静に状況を判断しやすくなり、行動の安全性もアップします。
③ むやみに外に出ない。まずは安全確認を
「すぐに逃げなきゃ!」と焦って飛び出したくなる気持ち、わかります。
でも、夜道は足元も視界も悪く、かえって危険なことも多いです。
まずは落ち着いて、部屋の安全を確認。
緊急性がない限りは、明るくなるまでは室内待機が基本です。
④ 窓やガラスには近づかない
余震で割れる可能性があるため、窓・鏡・ガラス戸からは距離をとるのが鉄則です。
特にカーテンの向こう側の様子が見えないときなどは、無理に覗いたりせず、
身の安全を最優先に行動しましょう。
⑤ 枕元に「ライト」を置いておく
地震と同時に停電することも少なくありません。
真っ暗な中で動くのは非常に危険なので、手元に懐中電灯やヘッドライトを常備しておくと安心です。
スマホのライト機能もありますが、バッテリーは貴重なので、専用のライトがあると心強いですよ。
⑥ 安否確認や情報収集の準備も忘れずに
地震の直後は、家族や友人との連絡が取りづらくなることもあります。
スマホのモバイルバッテリーを枕元に置いておくことで、いざという時も安心。
LINEやSNSで簡単な「無事だよ」メッセージを送るだけでも、自分の安心と周囲の心配軽減につながります。
⑦ 夜中に揺れを感じた時「パニックにならないために」
揺れで目が覚めた瞬間、「どうしよう」「このまま大きくなったらどうなるの?」とパニックになってしまう人も多いと思います。
そんなときは、まず深呼吸。
ゆっくりと「吸って4秒、吐いて6秒」のリズムで呼吸するだけで、自律神経が整い、恐怖感が少しずつ和らいでいきます。
そのうえで、「見える」「履ける」「連絡できる」状況が整っていれば、自然と落ち着きを取り戻せます。
⑧ 夜中の地震でやりがちなNG行動とは?
不安と焦りから、ついやってしまいがちなNG行動をご紹介します。
- 暗闇で裸足のまま歩く → ガラス片・家具で大けがのリスク
- とにかく外に飛び出す → 落下物や道路損壊の危険
- すぐにスマホで検索しまくる → 電池切れで本当に困るときに使えない
大切なのは「まずは自分の安全確認」。
室内の落下物・ガラス・火の元などをチェックしてから、外に出るか判断しましょう。
私自身も、夜中の地震で怖い思いをしました
あの時は本当にパニックになって、何も考えられなくなって…。
でも今振り返ると、ちょっとした準備や知識があれば、もっと落ち着いて行動できたはず。
このページを読んでくれたあなたが、少しでも安心して夜を過ごせるように。
「準備する」という行動そのものが、あなたの心に余裕と安心をくれます。
🔚 最後に:夜の安心は、小さな準備から
夜中の地震は、ただでさえ怖くて不安になるもの。
でも、ちょっとした準備や心構えがあるだけで、その不安は確実に小さくなります。
「見える」「履ける」「連絡できる」この3つがそろえば、
あなたの夜の安心はぐっと高まります。
信頼できる防災情報もチェックしよう
今回ご紹介した内容に加えて、国が提供している防災ガイドもぜひ参考にしてください。
情報の信頼性が高く、より詳しい対策が紹介されています。
正しい知識と備えが、あなた自身と大切な人を守る力になります。







