※以下は、あくまで現場に入った個人の感想です。
この日が来るのが、正直、ずっと怖かった。
でも――とうとうその瞬間がやってきてしまった。
そして、ライブが始まる。
ステージ上には、私がこれまで通ってきた数々のライブ映像が次々に映し出されていく。
オープニングの1曲目は「ハルカナ約束」。
その瞬間、もう涙がこみ上げて止まらなかった。
3月31日の解散日、配信で行われたミニライブの最後の曲も、アカペラでの「ハルカナ約束」だった。
だからまるで、あの日の続きを今日ここで見届けているような気がして、胸の奥がじんわりと温かくなった。
そこからは、ジュニア時代の曲が続いて流れてくる。
懐かしさとともに、思い出もどんどんよみがえってくる。
そして、2006年――デビュー。
6人時代の「Real Face」。
この曲の演出がもうエモすぎた。
メンバー6人それぞれのカラーのスポットライトが順に照らされていく。
最初に黄色のライトとともに田中聖くんの歌声が流れ、続いて赤のライトで亀梨くんが赤西仁くんのパートを歌い継ぐ。
田口くんのオレンジのライトに上田くんが重なる――
その瞬間、あの色が“あの頃のメンバーカラー”だと気づいて、もう涙が止まらなかった。
もう同じ形では戻らないと分かっていても、まるで全員がそこにいるように感じた。
本当に、なんて粋な演出なんだろう。
そこからは、KAT-TUNの歴史を彩ってきた歴代の名曲がどんどん続いていく。
どの曲も懐かしくて、まるで自分の人生を一緒に振り返っているようだった。
王道の楽曲が続いて――
きっと「最後だから全部詰め込んでくれたんだな」と感じる構成だったけど、
MCパートではいつもの3人らしいトークが繰り広げられていて、思わず笑ってしまった。
ちょっとツッコミにくいことも、3人はちゃんと突っ込んでいく。
その“いつも通り”の空気もまた、愛おしかった。
後半も、思い出のある楽曲が続いていく。
そして――最後に披露された「Real Face#2」。
上田くんがラップパートを担当し、3人で新たに歌い直したこのバージョンが胸に響いた。
途中、3人がシャンパンを回し飲みし、笑いながら掛け合うシーンも。
その姿に、「これがKAT-TUNなんだ!」と、胸が熱くなった。
そして、エンディング。
曲の最後、上田くんが
「24年間ありがとうございました!KAT-TUN最高!!」
と叫び――
ステージ上では、炎・特効・花火が炸裂し、3人の姿は白い煙に包まれながら消えていく。
その瞬間、ツアータオルをかぶった彼らがセットを壊し、鐘が3回鳴る演出が。
“壊して終わる”という潔さに、ただただ涙が止まらなかった。
でもその涙は、悲しみだけじゃなかった。
それは「ここまで、自分たちの意思で走り抜けた」という、誇りの涙だった。
Contents
終演後の物語
KAT-TUNがステージから姿を消したあとも、
会場に残ったハイフンたちは、ずっと「KAT-TUN」コールを止めなかった。
ジュニアのB&ZAIやKEY TO LITのメンバーたちも、その声に加わっていたと聞く。ありがたくて涙が止まらなかった。
あの場所にいた全員で、「KAT-TUN」という存在を送り出していたのだと思う。
あの日は、観客だけではなく、歴代のスタッフたちも多く会場に足を運んでいた。
トイレへ向かう途中、
スタッフにも観客にも見えない人たちが立ち見でステージを見つめていた。
あとで知ったのは、その全員がKAT-TUNに関わってきた元スタッフだったということ。
「最後を見届けたい」――
そんな想いで集まった人が、こんなにもいたという事実に、胸が熱くなった。
そして元メンバーの赤西仁が見届けてくれた。
彼はプレゼントを持ってずっとKAT -TUNの楽屋にいたらしいです。
なんで絆なんだ!!
後輩たちも集まっていた
会場には、デビュー済みの先輩や後輩たちの姿も多数。
KAT-TUNというグループが、
どれほど後輩たちにとって特別な存在だったのか。
その光景が、すべてを物語っていた。
公演後の余韻
「仲が悪い」と言われていた赤西仁くんと亀梨くんのツーショットが、インスタに投稿された。
その写真の中で、年上の仁くんに甘えるような表情の亀梨くん。
それだけで、もう胸がいっぱいになった。
KAT-TUNの3人と赤西くんの4ショット、
NEWSの増田くんとのツーショットまでSNSに上がり、
「この夜が、どれほど特別なものだったか」を改めて感じた。
偶然とは思えない日
あの日は、亀梨くん、中丸くん、NEWSの増田くん、ふぉ〜ゆ〜の越岡くん、A.B.C-Zの塚ちゃん、
会場に来れなかったキスマイの藤ヶ谷くん――
全員のジャニーズ入所日だった。
藤ヶ谷くんは仕事の都合で来られなかったものの、
それ以外の同期はみな会場に揃っていた。
長い時間を共に歩んできた仲間たちが、
この「終わり」の日に再び集結したという事実。
まるで運命のようだった。
終わった翌日のこと
ライブ翌日の日曜日。
心が空っぽになって、何も手につかなかった。
すぐにブログを書こうと思っていたけど、
感情の整理がつかず、言葉にならなかった。
あれから数日経った今も、まだ余韻の中にいる。
ステージに燃え上がる炎、
響き続けた「KAT-TUN」コール、
そして、目に涙を溜めつつ、いい顔で消えた3人の姿――
そのすべてが、何度も何度も頭の中によみがえる。
涙と誇り
もちろん、寂しさや悲しみもある。
でもそれ以上に、
KAT-TUNが最後まで“自分たちの美学”で生き抜いたこと。
その瞬間に立ち会えたことが、私の誇りになっている。
「終わり」を恐れず、
すべてを燃やし尽くして幕を下ろしたKAT-TUN。
その姿は、新たな伝説となって刻まれた。
そしてそれは、ファンにとっても同じ。
“ここからどう生きるか”を、
静かに問いかけてくるような夜だった。
📺 伝説のラストライブ、まだ観られます!
配信チケット、11月16日(木)21時まで販売中!
まだ観ていない方は、ぜひ。
視聴は11月16日(木)23:59まで可能です。
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